世界最大の魚・ジンベエザメに会える水族館を探していませんか?飼育がとても難しい生きものなので、日本で会えるのは2026年7月時点で沖縄美ら海水族館・海遊館・いおワールドかごしま水族館の3館だけです。本記事では、この3館でどんなジンベエザメに会えるのか、水槽・料金・アクセスとあわせて紹介しています。過去に飼育していた水族館や、いま話題ののとじま水族館の状況もまとめたので、参考にしてみてくださいね。
ジンベエザメに会える水族館は日本で3館(2026年7月時点)
ジンベエザメは大きく育つと全長10mを超えるため、飼育できる大水槽を持つ水族館はごくわずかです。2026年7月10日時点で、各館の公式サイトでジンベエザメの飼育を確認できたのは次の3館です。下の表に、飼育している個体や大人料金の目安をまとめました。
| 水族館 | 所在地 | 飼育している個体(2026年7月時点) | 大人料金の目安 |
|---|---|---|---|
| 沖縄美ら海水族館 | 沖縄・本部町 | 「黒潮の海」で飼育。世界最長飼育記録を更新中(2026年3月で満31年) | 2,180円 |
| 海遊館 | 大阪市 | 「太平洋」水槽でメス「遊」・オス「海」の2頭 | 2,700〜3,200円(変動制) |
| いおワールドかごしま水族館 | 鹿児島市 | 「黒潮大水槽」で11代目「ユウユウ」1頭(2025年8月搬入) | 2,000円(市外・高校生以上) |
ジンベエザメの飼育頭数は、海への放流や搬入、体調の変化によって変わります。海遊館やいおワールドかごしま水族館は大きく育った個体を海へ帰す方針のため、会える個体は時期によって入れ替わります。「必ず会いたい」という場合は、おでかけ前に各館の公式サイトやSNSで最新の展示状況を確認してから向かうと安心です。
ジンベエザメに会える水族館3館を詳しく紹介
沖縄美ら海水族館(沖縄・本部町)
ジンベエザメといえば、まず名前があがるのが沖縄美ら海水族館です。世界最大級の水槽「黒潮の海」で、悠々と泳ぐジンベエザメを間近で見られます。ここで飼育されている個体は世界最長飼育記録を更新中で、その記録は2026年3月で満31年を迎えました。ジンベエザメは成長すると全長10〜12mに達する、世界最大の魚です。大きく育った迫力ある姿を水槽で見られるのは、国内でも美ら海水族館ならではの見どころです(公式サイト/2026年7月10日時点)。
入館料は大人2,180円、高校生1,440円、中学生・小学生710円、6歳未満は無料です(公式サイト/2026年7月10日時点)。同じ「黒潮の海」では、世界唯一の飼育をうたうナンヨウマンタ(オニイトマキエイ)にも会えます。あわせて見たい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

海遊館(大阪市)
大阪・天保山にある海遊館は、大都市の中でジンベエザメに会える貴重な水族館です。ジンベエザメは、深さ9mの巨大な「太平洋」水槽で飼育されています。2026年7月時点では、メスの「遊(ゆう)」とオスの「海(かい)」の2頭が暮らしています。オスの「海」は2024年10月2日に太平洋水槽で展示が始まった個体で、公開時の全長4.7m、推定体重は約700kgでした(公式サイト/2026年7月10日時点)。
海遊館では、大きく育ったジンベエザメを自然の海に放流し、回遊経路の調査に役立てる取り組みを続けています。会える個体は代替わりするため、訪れるたびに違うジンベエザメに出会えるのも特徴です。入館料は期間によって変わる変動制で、大人(高校生以上)2,700〜3,200円です(公式サイト/2026年7月10日時点)。
いおワールドかごしま水族館(鹿児島市)
鹿児島市のウォーターフロントにある、いおワールドかごしま水族館です。黒潮の海を再現した「黒潮大水槽」で、ジンベエザメに会えます。ここのジンベエザメは代々「ユウユウ」と呼ばれ、2025年8月18日に11代目のユウユウがデビューしました。11代目は同年7月に南さつま市の定置網で捕獲された、体長4.13mのオスです(公式サイト/2026年7月10日時点)。
この水族館では、飼育しているジンベエザメが全長5.5mほどに育つと錦江湾から海へ帰す方針をとっています。そのため、水槽で会えるのは若い個体が中心です。入館料は2025年10月に改定され、市外にお住まいの大人(高校生以上)2,000円、小・中学生1,000円などとなっています(鹿児島市内在住者は割引あり)。最新の料金は公式サイトで確認してください(2026年7月10日時点)。
過去に飼育していた・現在は会えない水族館
「あの水族館にジンベエザメがいたはず」と思って調べている方のために、過去に飼育していた館や、現在は展示していない館の状況も正直にまとめました。おでかけ前に確認しておくと、目当ての個体に会えずにがっかりする心配がありません。
のとじま水族館(石川・七尾市)※現在は展示なし
石川県ののとじま水族館は、長くジンベエザメの人気展示で知られてきました。しかし、2024年1月の能登半島地震で、飼育していた2頭「ハク」「ハチベエ」が死亡。その後、2024年10月から新たに「モモ」を展示していましたが、公式サイトによると、そのモモも2026年1月に死亡し、現在はジンベエザメ館「青の世界」でジンベエザメを展示していません(公式サイト/2026年7月10日時点)。
水族館自体は営業しており、他の生きものは見学できます。ジンベエザメ目当てで検討している場合は、展示が再開されているか公式サイトで確認してからおでかけしてください。のとじま水族館の料金や営業状況は、別記事でくわしく紹介しています。

横浜・八景島シーパラダイス(神奈川)※過去に飼育
神奈川県の横浜・八景島シーパラダイスでは、かつてジンベエザメを飼育していました。2010年から2016年まで人気を集めた「七海(ななみ)」のほか複数の個体を飼育していましたが、2019年2月を最後に飼育個体が死亡し、現在は展示していません。訪れる際は、他の海の生きものの展示を楽しむ形になります。
アクアワールド茨城県大洗水族館(茨城)※飼育の実績はなし
「大洗水族館にジンベエザメがいる」と検索されることがありますが、アクアワールド茨城県大洗水族館では、これまでジンベエザメを飼育・展示した実績はありません。過去に飼育展示が検討されたことはあるものの、実現には至っていない状況です。大洗水族館は、飼育するサメの種類数の多さで知られる水族館で、ジンベエザメ以外にも多くのサメに会えます。大洗水族館の見どころは、別記事で紹介しています。

ジンベエザメの豆知識
水族館でジンベエザメに会う前に知っておくと、観察がもっと楽しくなる豆知識を紹介します。
- 世界最大の魚…ジンベエザメは成長すると全長10〜12mに達する、現生の魚類で最大の種です。「サメ」の仲間ですが、性格はおとなしいことで知られています。
- 大きな口でプランクトンを食べる…大きな体に似合わず、主な食べものはプランクトンや小さな魚です。海水ごと吸い込んで、エラでこしとって食べます。
- 体の模様は一頭ずつ違う…背中に白い斑点や線の模様があり、その並び方は個体ごとに異なります。研究では、この模様が個体を見分ける手がかりに使われています。
- 子どもの産み方…沖縄美ら海水族館の情報によると、1995年に台湾で捕獲された個体から約300体の胎仔(たいし)が見つかったことで、卵ではなく子を産む「胎生」であることがわかりました。
ちなみに、ジンベエザメと同じように「日本で3館だけ」でしか会えない人気の海の生きものにシャチがいます。大型の生きものに会える水族館を探している方は、こちらもあわせてどうぞ。

よくある質問(FAQ)
- Qジンベエザメに会える水族館は日本にいくつありますか?
- A
2026年7月時点で、各館の公式サイトで飼育を確認できるのは、沖縄美ら海水族館・海遊館・いおワールドかごしま水族館の3館です。以前は石川県ののとじま水族館でも展示していましたが、2026年1月に飼育していた個体が死亡し、現在は展示していません。飼育状況は変わることがあるため、最新の情報は各館の公式サイトで確認してください。
- Q一番大きなジンベエザメが見られるのはどこですか?
- A
沖縄美ら海水族館です。同館の「黒潮の海」で飼育されている個体は世界最長飼育記録を更新中で、2026年3月で満31年を迎えました。海遊館やいおワールドかごしま水族館は大きく育った個体を海へ帰す方針のため、より大きく育った姿を見られるのは美ら海水族館の特徴です。
- Qのとじま水族館ではもうジンベエザメを見られないのですか?
- A
2026年7月時点では展示していません。2024年の能登半島地震で2頭が死亡し、その後展示していた個体「モモ」も2026年1月に死亡したため、現在ジンベエザメ館「青の世界」でジンベエザメは見られません。水族館自体は営業しており、今後の展示については公式サイトの最新情報を確認してください。
- Qジンベエザメはサメですか?人を襲うことはありますか?
- A
ジンベエザメはサメの仲間で、現生の魚類では世界最大の種です。ただし、主な食べものはプランクトンや小さな魚で、大きな口で海水ごと吸い込んで食べます。おとなしい性質で知られており、水族館では悠々と泳ぐ姿を落ち着いて観察できます。
まとめ
- 2026年7月時点でジンベエザメに会えるのは、沖縄美ら海水族館・海遊館・いおワールドかごしま水族館の3館
- 大きく育った迫力ある姿を見るなら、世界最長飼育記録を更新中の沖縄美ら海水族館
- のとじま水族館は2026年1月に個体が死亡し、現在は展示なし。八景島は過去に飼育、大洗は飼育実績なし
- 飼育頭数や個体は放流・搬入で変わるため、最新の展示状況は各館の公式サイトで確認を
世界最大の魚・ジンベエザメは、飼育がとても難しく、日本でも限られた水族館でしか会えません。だからこそ、水槽の中を悠々と泳ぐ姿には特別な迫力があります。お近くの、または旅先の水族館を、ジンベエザメに会えるおでかけ先の候補にしてみてくださいね。


