お腹の上で貝を割って食べる愛らしい姿が人気のラッコ。一昔前は全国28カ所・122頭ものラッコが日本中の水族館で暮らしていたのですが、近年は数が大きく減り、2026年5月現在は鳥羽水族館(三重県)にいるメイとキラの2頭のみとなりました。
今回は、日本でラッコに会える唯一の水族館・鳥羽水族館の情報を中心に、観覧のコツや「昔ラッコがいた水族館」の歴史までまとめてご紹介します。ラッコファンの方も、子どもと一緒におでかけしたい方も、ぜひ参考にしてみてください。

本記事の情報は2026年5月10日時点のものです。施設情報・営業時間・お食事タイムは変更になる場合があるため、おでかけ前に必ず公式サイトをご確認ください。
【2026年最新】日本でラッコに会えるのは鳥羽水族館のみ
2026年5月現在、日本でラッコを飼育・展示している水族館は三重県の鳥羽水族館のみとなっています。2025年1月4日、福岡県の「マリンワールド海の中道」で長年飼育されていたラッコのリロ(オス・17歳)が亡くなり、これによって日本国内のラッコは鳥羽水族館の2頭だけとなりました。
鳥羽水族館のラッコ:メイとキラ
鳥羽水族館では、2頭のメスのラッコが暮らしています。それぞれ個性があり、長年ファンに愛されている存在ですよ。
| 個体名 | 性別 | 生まれ | 特徴(目安) |
|---|---|---|---|
| メイ | メス | 2004年5月(推定22歳) | 先住のラッコ。おっとりした性格 |
| キラ | メス | 2008年4月(推定18歳) | 2021年3月にアドベンチャーワールド(和歌山)から移ってきました |
年齢は2026年5月時点の推定値です。最新情報は鳥羽水族館の公式サイトをご確認ください。
観覧のポイント・お食事タイムの時間
ラッコの見どころといえば、なんといっても1日3回のお食事タイム。お腹の上に貝を置き、石で器用に割って食べる姿はとてもかわいらしく、多くの方が集まる人気の時間です。
お食事タイム(目安)
- 1回目:9時40分〜
- 2回目:13時00分〜
- 3回目:16時20分〜
※時間は公式サイトで変更になる場合があります。
子どもと一緒におでかけする場合は、午前の1回目が比較的空いている傾向にあるのでおすすめです。休日は混雑することも多いので、早めのご来館がよいですよ。
鳥羽水族館 基本情報
| 住所 | 三重県鳥羽市鳥羽3-3-6 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(最終入館16:00)※変動あり |
| 公式サイト | https://www.aquarium.co.jp/ |
昔ラッコがいた水族館一覧
かつての日本にはたくさんのラッコがいて、最盛期である1990年代には全国28カ所・122頭ものラッコが飼育されていたとされています。しかし2020年代に入ると次々と旅立ってしまい、現在の2頭のみとなりました。
ここでは、かつてラッコを飼育していた主要な水族館と展示終了の時期をまとめてご紹介します。「子どもの頃に〇〇水族館でラッコを見た」という方も、ぜひ振り返ってみてください。
主要施設の展示終了 時系列
- 2016年2月サンシャイン水族館(東京都豊島区)
個体の死亡により展示終了 - 2017年4月横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県横浜市)
ユータン(オス)が死亡 - 2017年10月海遊館(大阪府大阪市)
パタ(メス・21歳)が老衰で死亡 - 2018年11月アクアワールド茨城県大洗水族館(茨城県大洗町)
カンナ(メス)が死亡 - 2020年3月マリンピア日本海(新潟県新潟市)
クータン(オス)が腸捻転で死亡 - 2020年9月のとじま水族館(石川県七尾市)
ラスカ(メス・推定25歳)が老衰で死亡 - 2021年2月神戸市立須磨海浜水族園(兵庫県神戸市)
施設閉鎖により展示終了 - 2021年3月アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)
キラが鳥羽水族館へ移送 - 2025年1月マリンワールド海の中道(福岡県福岡市)
リロ(オス・17歳)が死亡し、日本のラッコは鳥羽水族館の2頭のみに
「昔ラッコがいた水族館に行きたかった!」という方へ
多くの方が「子どものころに〇〇水族館でラッコを見た」という思い出をお持ちかと思います。残念ながら現在は鳥羽水族館のメイとキラのみとなってしまいましたが、その分、二頭の存在は全国のラッコファンから熱い注目を集めていますよ。
ぜひ今のうちに、鳥羽水族館へメイとキラに会いに行ってみてくださいね。
鳥羽水族館へのおでかけ前に
- お食事タイムは1日3回(目安:9:40〜 / 13:00〜 / 16:20〜)— 1回目が比較的空いていておすすめ
- 「極地の海」エリアにメイとキラが常時展示
- 体調不良で展示中止の場合あり — 公式SNSで当日情報をチェック
- 公式サイト:https://www.aquarium.co.jp/
なぜ日本のラッコはここまで減ったのか
新規輸入ができなくなった背景
日本のラッコがここまで減ってしまった最大の理由は、新しい個体の輸入が事実上できなくなったことにあります。
ラッコはワシントン条約(CITES)の附属書I類に掲載されており、商業目的での国際取引が禁止されています。かつては研究目的や繁殖目的での導入が行われていましたが、現在はアメリカの法律(海洋哺乳類保護法)の規制が強化され、ラッコの輸出はほぼ認められなくなりました。
そのため、日本の水族館は国内で生まれた個体のみに頼らざるを得ない状況が長く続いており、老齢化・死亡とともに頭数が減ってしまったのです。
日本生まれのラッコは繁殖できているのか
ラッコの繁殖はとても難しく、現在のメイとキラはともにメスのため、自然繁殖は見込めない状況です。日本のラッコの未来は決して明るくない状況ですが、その分、今いるメイとキラに会いに行く価値はますます大きくなっているといえますね。
親子で楽しめるトピック
子どもに「なぜラッコは少なくなったの?」と聞かれたとき、この背景を話してあげると、動物保護への関心が自然と育まれますよ。
よくある質問(FAQ)
Q. 鳥羽水族館以外でラッコに会えますか?
A. 2026年5月現在、日本国内でラッコを飼育・展示しているのは鳥羽水族館のみとなっています。他の水族館では飼育されていません。
Q. メイとキラはいつ見られますか?
A. 鳥羽水族館の「極地の海」エリアに常時展示されています。お食事タイム(1日3回・目安:9:40〜 / 13:00〜 / 16:20〜)は特に元気な姿が見られますよ。時間は変更になる場合があるため、公式サイトをご確認ください。
Q. 子どもと一緒に行っても楽しめますか?
A. 貝を石で割って食べるラッコのお食事シーンは、子どもから大人まで大人気です。鳥羽水族館は他にもたくさんの生き物を展示していますので、ご家族で一日楽しめますよ。
Q. ラッコは1年中見られますか?
A. はい、基本的に1年中展示されています。ただし、体調不良などで展示中止になる場合もあります。おでかけ前に公式SNSや公式サイトで最新情報を確認しておくと安心ですね。
Q. 「昔ラッコがいた水族館」に今でも行けますか?
A. 上表の施設の多くは現在もラッコ以外の展示を行っています(閉館した須磨海浜水族園は「神戸須磨シーワールド」として2024年6月に新開業)。ただしラッコの展示はありません。
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