砂から顔だけ出して、ゆらゆらとゆれるチンアナゴに会える水族館を探していませんか?群れでいっせいに同じ方向を向いたり、危険を感じるとサッと巣穴に隠れたりする姿は、大人も子どももずっと見ていられる人気者です。本記事では、チンアナゴ(+オレンジと白のしま模様のニシキアナゴ)の展示が楽しめる各地の水族館を7か所、エリア別に紹介しています。展示の特徴や入館料金の目安、上手な見方のコツもまとめたので、おでかけ先選びの参考にしてみてくださいね。
チンアナゴ観察の楽しみ方(見るコツ・砂から出す姿を見るには)
チンアナゴをゆっくり楽しむには、ちょっとしたコツがあります。水槽の前で、次の3つを意識してみましょう。
- そっと静かに近づく…チンアナゴは臆病で、大きな音や急な動きにびっくりすると巣穴に引っこんでしまいます。ガラスをたたいたりせず、静かに待つと、砂からニョロニョロと体を出す姿をじっくり観察できます。
- えさの時間をねらう…チンアナゴは流れてくるプランクトンを食べます。館によってはえさやりの時間に体を長く伸ばすので、その時間に合わせると活発な姿を見られることがあります。
- チンアナゴとニシキアナゴを見くらべる…白黒の水玉もようがチンアナゴ、オレンジ(黄)と白のしま模様がニシキアナゴです。両方を展示している館では、模様のちがいをさがしてみると楽しいですよ。
チンアナゴはほぼ一生を砂の巣穴の中で過ごし、危険を感じると体を巣穴に引っこめます。すぐに隠れてしまっても、静かに数分待てば、また少しずつ体を出してくれます。あわてず、のんびり待つのが観察のいちばんのコツですよ。
下の表に、今回紹介する7施設の展示の特徴と大人料金の目安をまとめました。料金は2026年7月時点で各施設の公式サイトを確認した金額です。
| 施設 | エリア | ニシキアナゴ | 大人料金の目安 |
|---|---|---|---|
| すみだ水族館 | 東京・押上 | あり(複数種) | 2,700円 |
| サンシャイン水族館 | 東京・池袋 | あり | 2,600円〜(変動価格制) |
| マクセル アクアパーク品川 | 東京・港区 | あり | 2,800円 |
| アクアワールド茨城県大洗水族館 | 茨城・大洗 | あり | 2,300円 |
| 名古屋港水族館 | 愛知・名古屋 | ― | 2,030円 |
| 京都水族館 | 京都・下京区 | ― | 2,600円 |
| 海遊館 | 大阪・港区 | あり | 2,700円〜(変動価格制) |
【関東】チンアナゴがいる水族館
すみだ水族館(東京・押上)
東京スカイツリータウン内にある、都市型の水族館です。じつは「チンアナゴの日」(11月11日)を日本記念日協会に申請・認定させた本家が、このすみだ水族館。館内の「サンゴ礁」エリアには、あたたかいサンゴ礁の海を再現した大きな水槽があり、チンアナゴの仲間が群れをつくってゆらゆらとゆれる様子を、いろいろな角度からじっくり観察できます。毎年11月11日前後にはチンアナゴにちなんだイベントも開かれ、ファンにはたまらないスポットです。入場料は大人(大学生含む)2,700円、高校生2,000円、中・小学生1,400円、幼児(3歳以上)900円です(公式サイト/2026年7月11日時点)。

サンシャイン水族館(東京・池袋)
池袋のサンシャインシティにある、ビルの屋上を使った「天空の水族館」です。チンアナゴとニシキアナゴの2種を飼育していて、サンゴ礁の生きものを集めた水槽で観察できます。以前はマジックミラーごしの展示でしたが、今は水槽とチンアナゴの距離を工夫することで、マジックミラーなしでも間近で見られるようになっているのが特徴です。空飛ぶペンギンなどの人気展示とあわせて楽しめます。入場料は大人(高校生以上)2,600〜3,200円、こども(小・中学生)1,300円、幼児(4歳以上)800円で、日によって料金が変わる変動価格制です(公式サイト/2026年7月11日時点)。おでかけ日の料金は公式の料金カレンダーで確認してください。
マクセル アクアパーク品川(東京・港区)
品川駅(高輪口)から徒歩約2分、品川プリンスホテル内にある都市型の水族館です。音と光のドルフィンパフォーマンスで知られていますが、2階のトンネル型水槽「ワンダーチューブ」の近くでチンアナゴとニシキアナゴも展示されていて、砂から顔を出す姿を楽しめます。光や音の演出を活かした展示が多く、館内を回るだけでもわくわくします。入場料は大人2,800円、小・中学生1,300円、幼児(4歳以上)800円で、高校生には割引があります(金額・条件は公式サイトでご確認ください)(公式サイト/2026年7月11日時点)。営業時間は来館日によって変わるため、公式の営業案内で確認してください。

アクアワールド茨城県大洗水族館(茨城・大洗)
茨城県大洗町にある、サメの飼育種類数が日本トップクラスの大きな水族館です。約580種・6万8千点もの海の生きものを展示していて、そのなかでチンアナゴとニシキアナゴにも会えます。「出会いの海の大水槽」ではイワシの群れや大型のサメが泳ぎ、見ごたえたっぷり。マンボウやサメとあわせて、一日じっくり楽しめる館です。入館料は大人(高校生以上)2,300円、小・中学生1,100円、幼児(3歳以上)400円です(公式サイト/2026年7月11日時点)。展示の場所や内容は変わることがあるため、来館前に公式サイトで確認してください。

【東海】チンアナゴがいる水族館
名古屋港水族館(愛知・名古屋)
愛知県名古屋市の港にある、日本でも規模の大きな水族館です。南館の「赤道の海」エリアにチンアナゴが展示されていて、砂から出たり入ったりするユーモラスな動きが見やすいように、照明などにも工夫がされています。シャチやイルカのパフォーマンス、ベルーガ(シロイルカ)など見どころが多く、チンアナゴをのんびり眺めたあとも一日中楽しめます。入館料は大人・高校生2,030円、小・中学生1,010円、幼児(4歳以上)500円です(公式サイト/2026年7月11日時点)。展示の場所は変わることがあるため、館内マップで確認してください。

【近畿】チンアナゴがいる水族館
京都水族館(京都・下京区)
京都駅から歩いて行ける、梅小路公園のなかにある水族館です。オオサンショウウオやペンギンで知られていますが、チンアナゴにも会えます。白黒の細かい水玉もように、大きな黒い丸が5つ入っているのが特徴で、ゆらゆらゆれる姿がとても人気です。イルカスタジアムやクラゲの展示とあわせて、市街地からのアクセスのよさもうれしいポイントです。チンアナゴは館内の「ミテッテ」で見られます。入場料は大人2,600円、高校生2,000円、小・中学生1,400円、幼児(3歳以上)900円です(公式サイト/2026年7月11日時点)。展示内容は変わることがあるため、来館前に公式サイトで確認してください。

海遊館(大阪・港区)
大阪ベイエリアの天保山にある、世界最大級の水族館のひとつです。企画展示エリア「ぎゅぎゅっとキュート」に、チンアナゴとニシキアナゴが展示されています。カクレクマノミやナンヨウハギなど「かわいい」をテーマにした生きものが集められたコーナーで、リニューアルで水槽が広くなり、より見やすくなりました。ジンベエザメの泳ぐ大水槽とあわせて楽しめます。入館料は変動価格制で、大人(16歳以上)2,700〜3,500円、こども(小・中学生)1,400〜1,800円、幼児(3歳以上)700〜900円です(公式サイト/2026年7月11日時点)。おでかけ日の料金は公式の料金カレンダーで確認してください。
チンアナゴの豆知識(砂から出ない理由・チンアナゴの日・ニシキアナゴとの違い)
チンアナゴのことを少し知っておくと、水槽の前がもっと楽しくなりますよ。子どもに教えてあげると喜ばれる豆知識をまとめました。
チンアナゴはなぜ砂からあまり出ないの?
チンアナゴは、平たい尾を使って砂を掘り、体の表面から出る粘液で周りを固めて巣穴を作ります。そしてほとんど一生を、その巣穴の中で過ごします。体の下半分はいつも砂の中にあり、流れてくるプランクトンを食べるときだけ体を長く伸ばします。危険を感じるとサッと巣穴に引っこむのは、外敵から身を守るため。全身を出して泳ぐ姿はなかなか見られない、砂の中の暮らしにぴったり適応した魚なんです。
11月11日は「チンアナゴの日」
11月11日は「チンアナゴの日」です。これは2013年に、東京のすみだ水族館が日本記念日協会に申請して認定された記念日。砂から体を出したチンアナゴの姿が数字の「1」に似ていること、そして群れで暮らす習性から、「1」がいちばん多くならぶ11月11日が選ばれました。毎年この日の前後には、すみだ水族館をはじめ各地の水族館でチンアナゴにちなんだイベントが開かれます。ちなみに、同じ11月11日は「ニシキアナゴの日」でもあります。
チンアナゴとニシキアナゴのちがい
よく一緒に展示される2種ですが、見分け方はかんたんです。チンアナゴは白と黒の細かい水玉もようで、体に大きな黒い丸が入っているのが特徴。名前は、顔つきが犬の「狆(ちん)」に似ていることに由来するといわれています。いっぽうニシキアナゴは、オレンジ(黄色)と白のあざやかなしま模様。同じアナゴの仲間で、どちらも砂から体を出してゆれる姿はそっくりですが、色と模様を見れば一目で区別できます。両方を展示している水族館では、ぜひ見くらべてみてくださいね。
チンアナゴのほかにも、ゆらゆら漂うクラゲや、ふしぎな深海魚が見られる水族館も人気です。あわせて楽しみたい方は、下の記事も参考にしてみてくださいね。


よくある質問(FAQ)
- Qチンアナゴはなぜ砂から出たり隠れたりするのですか?
- A
チンアナゴは砂の中に作った巣穴でほぼ一生を過ごします。流れてくるプランクトンを食べるときに体を伸ばし、危険を感じると外敵から身を守るために巣穴へ引っこみます。静かに数分待つと、また少しずつ体を出してくれます。
- Qチンアナゴとニシキアナゴの違いは何ですか?
- A
模様と色で見分けられます。チンアナゴは白と黒の細かい水玉もようで、体に大きな黒い丸が入っています。ニシキアナゴはオレンジ(黄色)と白のあざやかなしま模様です。どちらも同じアナゴの仲間で、砂から体を出してゆれる姿はよく似ています。
- Q東京都内でチンアナゴが見られる水族館はどこですか?
- A
本記事で紹介した中では、すみだ水族館(押上)、サンシャイン水族館(池袋)、マクセル アクアパーク品川(品川)の3館です。とくにすみだ水族館は「チンアナゴの日」(11月11日)を認定させた本家で、毎年この時期にはイベントも開かれます。
- Qチンアナゴの日はいつですか?何をするのですか?
- A
11月11日です。2013年にすみだ水族館が日本記念日協会に申請して認定された記念日で、砂から出たチンアナゴの姿が数字の「1」に似ていることと、群れで暮らす習性にちなんでいます。毎年この日の前後には、各地の水族館でチンアナゴにちなんだイベントが開かれます。
- Q入館料金は変わることがありますか?
- A
はい。料金は改定されることがあります。とくにサンシャイン水族館と海遊館は日によって料金が変わる変動価格制で、混みやすい土日祝や長期休みは高くなりやすい仕組みです。本記事の料金は2026年7月時点の各施設公式サイトの情報です。おでかけ前に最新の料金を公式サイトで確認してください。
まとめ
- チンアナゴの日(11月11日)の本家を楽しむなら、すみだ水族館
- ニシキアナゴも見くらべたいなら、サンシャイン水族館・アクアパーク品川・大洗・海遊館
- ほかの人気者とあわせて楽しむなら、シャチやイルカもいる名古屋港水族館、ジンベエザメの海遊館
- チンアナゴは臆病。ガラスをたたかず静かに数分待つと、砂から体を出す姿を見られる
- 料金は変動価格制の館もあり改定もあるため、おでかけ前に公式サイトでチェック
砂から顔を出してゆらゆらゆれるチンアナゴは、大人も子どももいやされる水族館の人気者です。近くの水族館でぜひ、そのかわいい姿を探してみてくださいね。


