フォッサに日本で会えるか探していませんか?結論からお伝えすると、2026年7月時点、日本国内でフォッサを飼育・展示している動物園はありません。かつては東京の上野動物園で飼育されていましたが、最後の1頭が2024年に亡くなりました。この記事では、日本での飼育の歴史と、マダガスカルにすむフォッサの生態をやさしく紹介しています。
本記事の情報は2026年7月時点のものです。飼育状況は今後変わる場合があります。最新情報は各動物園の公式サイトでご確認ください。
2026年現在、日本でフォッサを飼育している動物園はない
残念ながら、2026年7月時点で、日本でフォッサを飼育・展示している動物園はありません。日本で唯一フォッサを飼育していたのは東京の上野動物園で、オスの「ベザ」が2024年3月24日に亡くなって以降、国内での飼育は途絶えています。
フォッサはマダガスカル島だけにすむ動物です。日本ではなじみが薄いですが、島の生態系の頂点に立つ大切な存在で、現地では今も暮らしています。
出典: 東京ズーネット「フォッサの『ベザ』が死亡しました」(上野動物園・2024年3月発表)・BuzzFeed Japan(2024年3月26日)(参照日: 2026-07-03)
日本でフォッサが飼育されていた歴史
日本でフォッサに会えたのは、上野動物園のごく短い期間だけでした。ここでは、その歴史をたどります。
2010年、上野動物園が日本で初めて公開
上野動物園には、2010年1月16日にオスの「ベザ」とメスの「アンバー」の2頭がやってきました。いずれも南アフリカ共和国生まれで、同年2月から一般公開が始まりました。これが、日本で初めてフォッサが公開された瞬間です。展示場所は西園「アイアイのすむ森」でした。
アンバー、そしてベザとの別れ
メスの「アンバー」は骨の腫瘍の治療を続けていましたが、2017年5月19日に亡くなりました。その後は、オスの「ベザ」が日本でただ1頭のフォッサとなりました。
そのベザも、2024年3月24日に18歳で亡くなりました。上野動物園の発表によると、死因は誤嚥(ごえん)による窒息でした。上野動物園は日本で唯一フォッサを飼育していた施設だったため、ベザの死によって、日本国内でフォッサに会える場所はなくなりました。
上野動物園(東京都台東区上野公園9-83)
公式サイト: 上野動物園(東京ズーネット)
※現在フォッサの飼育はありません。ほかの動物の展示状況は公式サイトでご確認ください。
出典: 東京ズーネット「フォッサの『アンバー』とカナダヤマアラシ『ドリ』の死」/BuzzFeed Japan(2024年3月26日)(参照日: 2026-07-03)
フォッサとはどんな動物?
フォッサは、アフリカの東に浮かぶマダガスカル島だけにすむ肉食性の哺乳類です。見た目はネコとイタチを合わせたような細長い体つきで、マダガスカルにすむ食肉類のなかでは最大級とされています。長いしっぽを使って木の上を巧みに動き回り、キツネザルなどをおもな獲物にしていると考えられています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 英名 | Fossa |
| 学名 | Cryptoprocta ferox |
| 分類 | 食肉目 マダガスカル食肉類(マングースの仲間に近い) |
| 分布 | マダガスカル島(固有種) |
| 体長 | 頭胴長 約70〜80cm ほど(長いしっぽを含めると全長は倍近くになるとされる) |
| おもな食べ物 | キツネザルなどの哺乳類・鳥・爬虫類など(肉食) |
| 特徴 | 木登りが得意で、島の食物連鎖の頂点に立つとされる |
| 保全状況 | VU(危急種)- IUCNレッドリストで危機的とされるカテゴリー |
出典: IUCNレッドリスト(Cryptoprocta ferox)(参照日: 2026-07-03)
マダガスカルの生態系の頂点に立つハンター
マダガスカル島には大型の肉食獣がほとんどいないため、フォッサはこの島の生態系で「頂点捕食者」の役割をになっているといわれます。しなやかな体と長いしっぽ、木登りに適した足を活かして、樹上で暮らすキツネザルを追いかけることもあります。地上と樹上のどちらでも狩りができる、めずらしいハンターです。
森林の減少で数が減っている
フォッサは、すみかである森林の伐採や開発によって数を減らしているとされ、IUCNレッドリストではVU(危急種)に分類されています。マダガスカルの自然を守ることが、フォッサを守ることにもつながります。飼育・繁殖が難しい動物でもあり、世界的に飼育している施設は多くありません。
フォッサに会いたいときは
前述のとおり、2026年7月時点では日本でフォッサを見ることはできません。フォッサに会いたい場合は、フォッサを飼育している海外の動物園を訪れるか、生息地であるマダガスカルの保護区などを訪れる方法があります。ただし、いずれも簡単に会える動物ではないため、貴重な出会いになるでしょう。
「日本で会える珍しい動物」に興味がある方は、同じように日本での飼育がめずらしい動物の記事もあわせてどうぞ。フォッサと同じく、飼育施設が限られている動物のいまをまとめています。


また、上野動物園にはフォッサ以外にもたくさんの動物がいます。上野をふくむ東京の動物園を探すなら、こちらの記事も参考にしてくださいね。

よくある質問(FAQ)
日本でフォッサに会える動物園はありますか?
2026年7月時点、日本でフォッサを飼育している動物園はありません。日本で唯一飼育していた上野動物園のベザが2024年3月24日に亡くなって以降、国内での飼育は途絶えています。
フォッサはどこにすんでいる動物ですか?
アフリカの東にあるマダガスカル島だけにすむ、固有の肉食性哺乳類です。木登りが得意で、キツネザルなどをおもな獲物にしていると考えられています。
フォッサはネコの仲間ですか?
見た目はネコに似ていますが、ネコの仲間ではありません。マダガスカルにすむ独自の食肉類で、どちらかというとマングースに近い仲間とされています。
まとめ
フォッサの現在の飼育状況(2026年7月時点)
- 2026年現在、日本でフォッサを飼育している動物園はない
- 日本で唯一飼育していたのは上野動物園(2010年に日本初公開)
- メスのアンバーが2017年、オスのベザが2024年3月24日に死亡し、国内飼育が途絶えた
- フォッサはマダガスカル島だけにすむ肉食性哺乳類で、島の生態系の頂点に立つとされる
日本では今すぐフォッサに会うことはできませんが、マダガスカルの森を代表する貴重な動物です。もし飼育状況に変化があれば、この記事も更新していきます。最新情報は各動物園の公式サイトもあわせてご確認くださいね。


