大きな耳とつぶらな瞳、砂色のふわふわの毛——「世界最小のキツネ」として知られるフェネックは、動物園でも屈指の人気者です。「フェネックに会える動物園ってどこ?」という質問は、動物園リサーチ編集部にもよく届きます。この記事では、フェネックに会える全国の動物園を編集部が厳選し、エリア別に8施設ご紹介します(2026年7月時点)。展示されている場所や見どころ、フェネックの魅力までまとめました。おでかけ前の下調べにお役立てください。
フェネックってどんな動物?
フェネック(学名:Vulpes zerda)は、北アフリカのサハラ砂漠などに暮らす、イヌ科では世界最小のキツネです。体重はおよそ1〜2kgと小柄で、なんといっても特徴的なのが顔に対して大きな耳。この耳は、砂漠の暑さのなかで体の熱を逃がす「放熱」の役割を果たしているといわれています。砂色の毛は砂漠での保護色になり、穴を掘るのが得意な夜行性の動物です。
フェネックのミニ知識
・イヌ科最小のキツネで、体重は約1〜2kg(小型犬より軽いことも)
・大きな耳は砂漠の暑さで体温を逃がす放熱に役立つとされる
・夜行性で、日中は寝ていることも多い(活発な時間帯は施設ごとに異なります)
夜行性のため、動物園によっては「夜行性動物館」など薄暗い展示室で見られることも。お昼寝している時間帯もあるので、動いている姿を見たいときは、来園前に各園の公式サイトでエサやりや活動の時間をチェックしておくと安心です。
フェネックに会える動物園8選【エリア別】
まずは、フェネックに会える全国8施設を一覧で見てみましょう。展示場所やエリアは変わることがあるため、最新情報は各園の公式サイトでご確認ください。
| 施設名 | エリア | 主な展示場所(2026年時点) |
|---|---|---|
| 埼玉県こども動物自然公園 | 埼玉県東松山市 | ミーアキャットハウス |
| 井の頭自然文化園 | 東京都武蔵野市 | 動物園エリア |
| 市川市動植物園 | 千葉県市川市 | 展示エリア |
| のんほいパーク(豊橋総合動植物公園) | 愛知県豊橋市 | 夜行性動物館 |
| 京都市動物園 | 京都府京都市 | 園内展示 |
| 神戸どうぶつ王国 | 兵庫県神戸市 | コンタクトアニマルズ(北エリア) |
| 長崎バイオパーク | 長崎県西海市 | バイオパーク情報館 |
| アニタッチ MARK IS 静岡 | 静岡県静岡市 | 屋内展示場(ガラス越し) |
それでは、エリア別に一つずつ見ていきましょう。
【関東】フェネックに会える動物園
埼玉県こども動物自然公園(埼玉県)
埼玉県東松山市の埼玉県こども動物自然公園では、「ミーアキャットハウス」でフェネックに会えます。同園は2020年にフェネックの繁殖に成功し、赤ちゃんが誕生したことでも知られています。ミーアキャットとあわせて、砂漠に暮らす小さな動物たちの姿をじっくり観察できるのが魅力。広い園内にはコアラやカンガルーなど見どころも多く、一日たっぷり楽しめます。展示状況は変わることがあるため、来園前に公式サイトでご確認ください。
井の頭自然文化園(東京都)
東京・武蔵野市の井の頭自然文化園は、フェネックが見られる都立動物園として親しまれています。複数頭のフェネックが暮らし、毎年のように繁殖にも取り組んできました。吉祥寺の街からもアクセスしやすく、身近な場所でフェネックに会えるのがうれしいポイント。大きな耳をぴんと立てたり、お昼寝でまるくなったりと、時間によってさまざまな表情を見せてくれます。展示や頭数は変わることがあるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
市川市動植物園(千葉県)
千葉県市川市の市川市動植物園では、2024年にフェネックが仲間入りしました。毛の色や目つきに個性のある2頭が展示されており、環境に慣れてきたことで、その愛らしい姿を楽しめるようになっています。フェネックはとても臆病な動物なので、そっと見守るのがおすすめ。ミニ鉄道やレッサーパンダなど、家族連れにうれしい見どころもそろっています。展示の最新状況は公式サイトでご確認ください。
【中部】フェネックに会える動物園
のんほいパーク(豊橋総合動植物公園/愛知県)
愛知県豊橋市ののんほいパーク(豊橋総合動植物公園)では、「夜行性動物館」でフェネックに会えます。夜行性のフェネックにとって過ごしやすい薄暗い環境で、活動する姿を観察しやすいのが特徴。当園生まれの個体も暮らしており、家族のように過ごすフェネックたちの様子が見どころです。動物園・植物園・遊園地・自然史博物館がそろう総合公園なので、丸一日楽しめます。展示状況は公式サイトで最新情報をご確認ください。
【近畿】フェネックに会える動物園
京都市動物園(京都府)
京都・岡崎エリアにある京都市動物園でも、フェネックに会えます。イヌ科最小のキツネならではの、大きな耳と小さな体をじっくり観察できます。市街地からアクセスしやすく、観光の合間に立ち寄りやすいのも魅力。ゾウやキリンなど人気の動物も多く、コンパクトながら見どころの詰まった動物園です。展示場所や公開状況は変わることがあるため、来園前に公式サイトでご確認ください。
神戸どうぶつ王国(兵庫県)
兵庫県神戸市の神戸どうぶつ王国では、「コンタクトアニマルズ(北エリア)」でフェネックに会えます。全天候型で、天気を気にせず動物たちとの距離が近い体験ができるのがこの施設の魅力。砂色の毛が砂漠での保護色になっているフェネックの姿を、間近でじっくり楽しめます。カピバラやハシビロコウなど話題の動物も多く、動物好きにはたまらないスポットです。ふれあいや展示の内容は変わることがあるため、公式サイトで最新情報をご確認ください。
【九州】フェネックに会える動物園
長崎バイオパーク(長崎県)
長崎県西海市の長崎バイオパークでは、「バイオパーク情報館」でフェネックに会えます。動物たちとの距離の近さで知られる同園らしく、フェネックの表情やしぐさをじっくり観察できるのが魅力。カピバラやリスザルなど、ふれあい体験が充実していることでも人気の施設です。展示やふれあいの内容は変わることがあるため、来園前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
【番外編】ふれあい施設・新しく仲間入りした施設
アニタッチ MARK IS 静岡(静岡県)
伊豆シャボテン動物公園グループが運営する屋内型ふれあい動物園「アニタッチ MARK IS 静岡」では、2025年4月に生まれたフェネックの3つ子が成長中です。公式サイトによると、日中は展示場で過ごす時間が増えており、タイミングが合えばガラス越しに親子のフェネックに会えるとされています(2026年時点)。子どものフェネックの成長ぶりを見られる貴重な機会。展示のタイミングや内容は変わることがあるため、おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
近年フェネックが仲間入りした施設も
茨城県の「ごかつら池どうぶつパーク」には、2025年12月にフェネックが仲間入りしたと公式で発表されています。このように、フェネックに会える施設は少しずつ広がっています。新しく仲間入りしたばかりの個体は展示状況が変わりやすいので、会いに行く前に各施設の公式サイトで最新情報を確認しておきましょう。
フェネックと同じ「砂漠の小さな動物」に会える記事もチェック
フェネックが気になる方には、同じように砂漠や乾燥地帯に暮らす小さな動物たちもおすすめ。当編集部では「◯◯がいる動物園」シリーズで、会える施設をまとめています。あわせてどうぞ。


砂漠系の小さな動物やスナネコに会える「どうぶつ王国」タイプの施設として、那須どうぶつ王国も人気です。料金や営業時間はこちらでまとめています。

フェネックに会いに行くときのポイント
フェネックをより楽しむために、おでかけ前に知っておきたいポイントをまとめました。
- 夜行性なのでお昼寝タイムもある:フェネックは夜行性のため、日中は寝ていることも。動いている姿を見たいときは、活動やエサやりの時間を公式サイトで事前にチェックしておくと安心です。
- そっと静かに見守ろう:とても臆病で音に敏感な動物です。大きな声や急な動きは控えて、そっと観察するのがおすすめ。
- 展示・ふれあいは変更もある:フェネックの体調や繁殖の時期などによって、展示やふれあいの内容が変わることがあります。目当ての体験がある場合は、最新情報を確認してからおでかけを。
フェネックがいる動物園に関するよくある質問
Q. フェネックにさわれる・ふれあえる動物園はありますか?
A. 神戸どうぶつ王国のように動物との距離が近い施設や、長崎バイオパークのようにふれあいに力を入れている施設があります。ただし、フェネックは臆病な動物のため、直接ふれあえるかどうかは施設や時期によって異なります。ふれあいの可否や内容は変わることがあるので、来園前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。
Q. 関東でフェネックに会える動物園はどこですか?
A. 関東では、埼玉県こども動物自然公園(埼玉)、井の頭自然文化園(東京)、市川市動植物園(千葉)などでフェネックに会えます。それぞれ展示場所や見どころが異なるので、お住まいの地域やおでかけ先にあわせて選んでみてください。
Q. フェネックはどんな時間帯に活発ですか?
A. フェネックは夜行性のため、本来は夜に活発になる動物です。動物園では日中に寝ていることも多いですが、エサやりの時間や朝夕の涼しい時間帯には動く姿が見られることもあります。動いている様子を見たい場合は、各園の公式サイトで活動やイベントの時間を確認しておくのがおすすめです。
まとめ|大きな耳のフェネックに会いに行こう
フェネックに会える動物園は、関東から九州まで全国各地にあります。砂漠に暮らす世界最小のキツネの、大きな耳とつぶらな瞳は、一度見たら忘れられないかわいさ。展示場所や活動時間、料金・営業時間は変わることがあるので、おでかけ前には各園の公式サイトで最新情報をチェックしてくださいね。お気に入りの一頭に、ぜひ会いに行ってみてください。


