ピンク色の体に、フサフサした赤いエラ。いつも笑っているような口元のウーパールーパーは、1980年代のテレビCMで一世を風靡してから40年たった今も、変わらず人気者です。
ところが「近くの水族館で見られるかな?」と調べ始めると、これが意外に難しい。ネット上には「全国の水族館で会えます」という曖昧な案内が並ぶのに、いざ公式サイトを開いても、どこにも載っていないのです。
そこでこの記事では、2026年7月27日時点で、各施設の公式サイト・公式資料でウーパールーパーの展示や飼育を1件ずつ確認できた5施設を、エリア別にまとめました。あわせて、日本動物園水族館協会(JAZA)のデータベースに登録がある18園館の一覧と、「登録はあるのに公式サイトに載っていない」のはなぜかも、実際に調べた結果をそのまま紹介します。
ウーパールーパーに会える水族館・動物園5施設 早見表
まずは全体像です。公式サイト・公式資料で展示や飼育を確認できた5施設をまとめました。入館料は大人料金(公式表記)です。※「この5施設だけにいる」という意味ではありません。理由は記事後半でくわしく説明します。
| 施設名 | エリア | 展示場所(公式表記) | 入館料(大人) |
|---|---|---|---|
| 新さっぽろサンピアザ水族館 | 北海道札幌市 | 2階「置水槽」 | 1,200円(高校生以上) |
| 登別マリンパークニクス | 北海道登別市 | 陸族館 | 3,200円(中学生以上) |
| 足立区生物園 | 東京都足立区 | 飼育あり(常設展示は要確認) | 300円(高校生以上) |
| 鳥羽水族館 | 三重県鳥羽市 | 公式に記載なし | 2,800円 |
| 大分マリーンパレス水族館「うみたまご」 | 大分県大分市 | 公式に記載なし | 3,000円(高校生以上) |
探すときにつまずきやすいのが名前です。「ウーパールーパー」で検索しても公式サイトに出てこないのに、別の名前なら載っている、ということがよく起こります。
鳥羽水族館の生きもの図鑑には「アホロートルや商品名でウーパールーパーと呼ばれている」と書かれています。つまりウーパールーパーは流通上の呼び名です。施設によって「メキシコサラマンダー」「メキシコサンショウウオ」と表記され、JAZAのデータベースでは「メキシコトラフサンショウウオ」、ワシントン条約の日本語リストでは「メキシコサンショウウオ(アホロートル)」と表記されています。学名はすべて同じ Ambystoma mexicanum です。
【北海道】ウーパールーパーに会える水族館
今回の調査でいちばん情報が明確だったのが北海道の2館です。どちらも公式サイトの生きもの紹介ページに独立した解説があるため、行けば会える可能性がもっとも高いエリアといえます。
新さっぽろサンピアザ水族館(北海道札幌市)|2階「置水槽」
今回調べたなかで、展示場所まで公式に明記されていた唯一の施設が新さっぽろサンピアザ水族館です。公式の「お魚紹介」に「メキシコサンショウウオ(ウーパールーパー)」として掲載があり、こう書かれています。
「全長約20cm。『ウーパールーパー』の名称で1980年代にテレビのCM等で紹介され大人気となった生物です。」——そして展示場所は2階「置水槽」。フロアに置かれた水槽なので、目線を落とせばすぐ見つかります。
同じ2階には、デンキウナギの発電実験やめずらしい魚たちのコーナー、ゴマフアザラシやコツメカワウソもいます。地下鉄「新さっぽろ」駅・JR「新札幌」駅から徒歩数分という立地で、年中無休・大人1,200円と気軽さも魅力です。
出典:新さっぽろサンピアザ水族館 公式サイト(お魚紹介・アクセス/料金)/2026年7月27日閲覧
登別マリンパークニクス(北海道登別市)|陸族館
お城の形をした水族館で知られる登別マリンパークニクスでは、両生類・爬虫類を集めた陸族館でウーパールーパーに会えます。公式の表記は「メキシコサラマンダー」です。
公式の解説がとにかく愛にあふれていて、「昭和時代に一世を風靡した懐かしの『ウーパールーパー』といえばわかりやすいですね。はなれた目にほほ笑んでいるような大きな口が可愛い癒やし系。顔の両側についたフサフサとしたエラをたずさえて水草の中に潜んでいます」と紹介されています。
そして最後にさらっと本質が書かれています。「成長しても変態しない幼生成熟の珍しい特徴を持っています」。この“幼生成熟”こそがウーパールーパー最大の謎で、記事の後半でくわしく紹介します。
陸族館にはほかに、背中で卵を孵すヒラタピパ、お餅のようなベルツノガエル、全長4mを超えるオオアナコンダなども。公式が「クスリと笑える説明ボードも好評!」と書いているとおり、解説パネルを読みながら回るのが楽しい展示です。
※販売状況・価格は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください
出典:登別マリンパークニクス 公式サイト(陸族館・ご利用案内・アクセス)/2026年7月27日閲覧
【関東】ウーパールーパーに会える施設
足立区生物園(東京都足立区)|「見たい」と伝えると見せてもらえることも
関東で公式資料まで確認できたのが、東京・足立区の足立区生物園です。昆虫から魚類、両生類、は虫類、鳥類、哺乳類まで約500種を飼育する、規模のわりに濃い施設です。
公式が公開している令和6年度の年報の飼育動物一覧に、「トラフサンショウウオ科 メキシコトラフサンショウウオ」がしっかり掲載されています。同じ科のマーブルサラマンダーも並んでいて、地味に有尾類が充実しているのが分かります。
そしてこの年報には、ちょっと面白い記録が残っています。来園者から「オオサンショウウオは日本固有の子ですか? ウーパールーパーも見たい!」という声が寄せられ、園がこう回答しているのです。
「オオサンショウウオは国内由来の個体です。またウーパールーパーも飼育しているのでご要望があればお申し付けください。」
つまり常設で必ず見られるとは限らないけれど、スタッフに声をかければ見せてもらえる可能性があるということ。生物園は解説スタッフが常駐している園なので、受付や解説コーナーで気軽に尋ねてみてください。訪問前に電話で確認しておくとより確実です。
料金も大人300円、小・中学生150円、未就学児と70歳以上は無料。チョウが舞う大温室やふれあいコーナーもあり、家族連れには文句なしのコストパフォーマンスです。
出典:足立区生物園 公式サイト(ご利用案内)・令和6年度年報/2026年7月27日閲覧
関東でほかの珍しい生きものも探しているなら、深海の生きものをまとめた記事もどうぞ。

【東海】ウーパールーパーに会える水族館
鳥羽水族館(三重県鳥羽市)|1,128種類の図鑑にきちんと載っている
飼育種類数の多さで知られる鳥羽水族館。公式の「生きもの図鑑」には1,128種類が登録されていて、その両生類のページに「メキシコサラマンダー」(学名 Ambystoma mexicanum)がきちんと掲載されています。
公式の解説は短いのですが、この記事を書くうえでいちばん重要なことが書かれていました。
「メキシコのショチミルコ湖とチャルコ湖にのみ生息しており、ペットとして流通しているのは繁殖個体である。野生下では生息数が減少している。アホロートルや商品名でウーパールーパーと呼ばれている。」
ペットショップにあれだけ並んでいるのに、野生ではメキシコのごく限られた湖にしかいない——このギャップが、ウーパールーパーという生きものの正体です。後半の生態解説であらためて触れます。
なお、館内のどのゾーンにいるかは公式に明記がありません。鳥羽水族館は約1,200種を展示する大型館なので、入館時にもらえる館内マップで場所を確認するか、スタッフに尋ねるのが確実です。年中無休なので予定は立てやすいでしょう。
※販売状況・価格は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください
出典:鳥羽水族館 公式サイト(生きもの図鑑「メキシコサラマンダー」・営業案内・料金)/2026年7月27日閲覧
鳥羽水族館はほかにも“ここでしか会えない”生きものを抱えています。あわせてどうぞ。

【九州】ウーパールーパーに会える水族館
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分県大分市)|“魚朱印”に選ばれる人気者
大分市の「うみたまご」では、公式のお知らせから飼育が確認できます。2025年10月31日に発表されたオリジナル「魚朱印」第七弾のラインナップに、モモイロペリカン・ゴマフアザラシ・イトヒキアジと並んで「メキシコトラフサンショウウオ(ウーパールーパー)」が入っているのです。
魚朱印は神社の御朱印になぞらえた館オリジナルのコレクションで、公式によれば「当館スタッフが手作りした生物スタンプにインクを付け、一枚一枚丁寧に作成」したもの。看板動物と同じ枠でウーパールーパーが選ばれているあたりに、館内での人気ぶりがうかがえます。
入手方法は、館内2Fエントランスのガチャガチャ(1回300円・100円硬貨のみ・全4種からランダム1種)を回して、出てきた引換券とカプセルを同じフロアのインフォメーションブースへ持っていくというもの。期間限定なので、訪問時に取り扱いがあるかは公式でご確認ください。
※販売状況・価格は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください
出典:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」公式サイト(お知らせ「うみたまごオリジナル『魚朱印』第七弾、販売開始!」2025年10月31日・料金案内・会社概要)/2026年7月27日閲覧
JAZAに登録がある全18園館と、「載っていない」理由
ここまで5施設を紹介しましたが、「もっとあるはずでは?」と思った方は正しいです。日本動物園水族館協会(JAZA)の飼育動物データベースでメキシコトラフサンショウウオを検索すると、18園館の登録がヒットします(2026年7月27日閲覧)。
| 登録名(JAZA表記) | 学名 | 登録園館(データベース表記のまま) |
|---|---|---|
| メキシコトラフサンショウウオ | Ambystoma mexicanum | しながわ水族館/宮島水族館/大分マリーンパレス |
| メキシコトラフサンショウウオ(アホロートル) | Ambystoma mexicanum var. | サンピアザ水族館/寺泊水族博物館/おさかな館/桐生が岡動物園/千歳水族館/さいたま水族館/足立区生物園/東山動物園/登別ニクス/サンシャイン水族館/鳥羽水族館/富士水族館/熱川バナナワニ園/伊勢シーパラダイス/京都水族館 |
出典:公益社団法人日本動物園水族館協会「飼育動物検索」/2026年7月27日閲覧。JAZA加盟園館の登録情報であり、非加盟の施設は含まれません。
では、この18園館すべてを紹介しなかったのはなぜか。実際に18館の公式サイトを1件ずつ開いて確認したところ、13園館は公式サイトにウーパールーパーの記載を見つけられなかったからです。
これには理由があります。JAZAのデータベース自体に、こんな注記が添えられています。
「※病気入院や研究のための飼育などで、現在展示されていない場合もございますのでご了承ください。」
つまり「登録がある=いま展示されている」ではないのです。実例もあります。北海道の「サケのふるさと 千歳水族館」は、公式トピックス(2016年4月22日)に「3月の春季オープンから世界の淡水魚ゾーンに新たにウーパールーパーが加わっています」と記録が残っていて、水槽内での産卵にも成功しています。しかし現在の公式「千歳水族館の生き物図鑑」を検索しても、ウーパールーパーは掲載されていません(同じ図鑑でキタサンショウウオやエゾサンショウウオは表示されます)。
もうひとつの理由は、単純に公式サイトに載せる動物は「看板」に絞られるということ。ウーパールーパーは体長20cmほどの小さな生きもので、多くの館では脇役の水槽です。ページがないからいない、とは限りません。
ウーパールーパーってどんな生きもの? 見る前に知っておきたいこと
「子どものまま大人になる」幼形成熟(ネオテニー)
ウーパールーパー最大の特徴は、登別マリンパークニクスの解説にある「成長しても変態しない幼生成熟」という一点に尽きます。専門的には幼形成熟(ネオテニー)と呼ばれる現象です。
カエルを思い出してください。オタマジャクシはエラで呼吸し、水中で暮らしますが、変態すると足が生えて肺呼吸になり、陸に上がります。両生類はふつう、そういう二段構えの一生を送ります。
ところがウーパールーパーは、オタマジャクシに相当する子どもの姿のまま、大人になって繁殖まで済ませてしまうのです。あのトレードマークの赤くフサフサしたエラは、飾りでも耳でもなく、子ども時代の外鰓(がいさい)が残ったもの。つまり「一生子どものまま」というのは比喩ではなく、体のつくりの話なのです。
水族館で見るときは、ぜひエラをじっと観察してみてください。水流に合わせてゆらゆら揺れ、ときどきピクッと動きます。あれが呼吸をしている姿です。
名前がたくさんあるのは、流通名だから
「ウーパールーパー」という響きは日本人の耳になじんでいますが、これは生物学上の名前ではありません。鳥羽水族館の公式図鑑が書いているとおり、「アホロートルや商品名でウーパールーパーと呼ばれている」——つまり流通のための呼び名です。
| 呼び方 | どこで使われているか |
|---|---|
| ウーパールーパー | 1980年代のテレビCM由来の流通名(サンピアザ水族館・鳥羽水族館の解説より) |
| アホロートル | 現地由来の呼び名。多くの図鑑・条約リストで併記される |
| メキシコサラマンダー | 鳥羽水族館・登別マリンパークニクスの公式表記 |
| メキシコサンショウウオ | サンピアザ水族館の公式表記。ワシントン条約の日本語リストもこの表記 |
| メキシコトラフサンショウウオ | JAZA飼育動物データベースの登録和名 |
| Ambystoma mexicanum | 学名(世界共通) |
水族館で種名板を見て「あれ、ウーパールーパーって書いてない」と思っても、上の表のどれかが書いてあれば同じ生きものです。
高い再生能力をもつ、研究者にも人気の生きもの
ウーパールーパーは、失った手足を再生できる高い能力をもつことでも知られています。サンシャイン水族館のオンラインショップが公開している読み物記事によると、再生できるのは手足だけではなく、心臓や脊髄などの臓器、目の水晶体までにわたるとされています。
また同記事によれば、私たちがイメージする白〜ピンク色の体は品種改良によるもので、野生のウーパールーパーは本来黒っぽい色をしています。流通している品種にはリューシスティック(白い体に黒い目)、アルビノ(白い体に赤い目)、ゴールデン、マーブル、ブラックなどがあるそうです。水族館の水槽をのぞいたとき、思っていた色と違っても驚かないでください。
出典:サンシャイン水族館オンラインショップ「手足を失っても生えてくる!?ウーパールーパーの生態について調べてみた」(投稿2021年2月2日/更新2022年3月10日)/2026年7月27日閲覧
ペットショップにはいるのに、野生では絶滅寸前
ここがウーパールーパーという生きもののいちばん不思議なところです。ペットショップでは当たり前のように売られているのに、野生の個体は絶滅の一歩手前にいます。
IUCNレッドリスト:Ambystoma mexicanum(英名 Axolotl)はCritically Endangered(CR/「深刻な危機」。ごく近い将来に野生で絶滅する危険性が極めて高いことを示す、絶滅危惧のカテゴリーで最も危機的な区分です)。2019年10月に評価され、判定基準はA2abce。IUCNの評価では成熟個体数は50〜1,000と推定され、いまも減少が続いているとされています。
ワシントン条約(CITES):附属書Ⅱに掲載。経済産業省が公開している規制対象種リスト(2026年3月5日時点版)に、マルクチサラマンダー科(トラフサンショウウオ科)の附属書Ⅱとして「メキシコサンショウウオ(アホロートル)」と明記されています。
生息地:もとはメキシコ中央部の湖沼に広く分布していましたが、IUCNによれば現在確認されているのはメキシコシティ南部の3か所(ショチミルコの運河、チャルコ湖、チャプルテペック湖)だけです。
では、なぜお店に並んでいるのか。答えは鳥羽水族館の解説にあります。「ペットとして流通しているのは繁殖個体である」——私たちが目にするウーパールーパーは、野生から捕られてきたものではなく、飼育下で殖やされた個体です。世界中の水槽の中で殖え続けている一方、故郷の湖ではほとんど姿を消しつつある。この二面性こそが、ウーパールーパーという生きものの物語です。
水族館の水槽の前に立ったとき、この背景を知っているかどうかで、見え方はずいぶん変わるはずです。
絶滅の危機にある生きものを見に行くという意味では、深海の希少種も同じ視点で楽しめます。

よくある質問
- Qウーパールーパーはどこの水族館で見られますか?
- A
2026年7月27日時点で公式サイト・公式資料から展示や飼育を確認できたのは、新さっぽろサンピアザ水族館(北海道)、登別マリンパークニクス(北海道)、足立区生物園(東京)、鳥羽水族館(三重)、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分)の5施設です。このうち展示場所まで公式に明記されているのはサンピアザ水族館(2階「置水槽」)と登別マリンパークニクス(陸族館)の2館です。
- Qウーパールーパーの正式な名前は何ですか?
- A
学名は Ambystoma mexicanum です。鳥羽水族館の公式図鑑には「アホロートルや商品名でウーパールーパーと呼ばれている」と書かれており、ウーパールーパーは流通上の呼び名にあたります。日本語表記は施設や資料によって「メキシコサラマンダー」「メキシコサンショウウオ」「メキシコトラフサンショウウオ」と分かれます。ワシントン条約の日本語リストでは「メキシコサンショウウオ(アホロートル)」、JAZAのデータベースでは「メキシコトラフサンショウウオ」です。
- Q関東でウーパールーパーに会えますか?
- A
公式資料で飼育を確認できたのは東京都足立区の足立区生物園です。ただし令和6年度年報の来園者への回答に「ウーパールーパーも飼育しているのでご要望があればお申し付けください」とあり、常設展示とは限りません。訪問前に電話で確認するか、来館時にスタッフへ声をかけてみてください。なお、JAZAのデータベースには関東の他施設の登録もありますが、それらの公式サイトでは記載を確認できませんでした。
- Qペットショップで売られているのに絶滅危惧種なのはなぜですか?
- A
店頭に並ぶ個体と、野生の個体はまったく別の状況にあるためです。鳥羽水族館の解説には「ペットとして流通しているのは繁殖個体である。野生下では生息数が減少している」と書かれています。野生の Ambystoma mexicanum はIUCNレッドリストでCritically Endangered(2019年評価)に、ワシントン条約では附属書Ⅱに掲載されています。飼育下では世界中で殖やされている一方、生息地であるメキシコシティ南部のごく限られた水域では数を減らしている、という二面性があります。
- Qウーパールーパーとオオサンショウウオはどう違うのですか?
- A
どちらも両生綱・有尾目の仲間ですが、科が異なります。ウーパールーパーはトラフサンショウウオ科(マルクチサラマンダー科)、オオサンショウウオはオオサンショウウオ科です。見分けのいちばんの手がかりは頭の両側の赤いフサフサ(外鰓)で、これがあるのがウーパールーパー。全長も、ウーパールーパーはサンピアザ水族館の公式表記で約20cmと小型です。ワシントン条約でも、ウーパールーパーが附属書Ⅱ、オオサンショウウオ属(Andrias spp.)は附属書Ⅰと扱いが分かれています。
- Q行く前に展示されているか確かめる方法はありますか?
- A
公式サイト内を「ウーパールーパー」以外の呼び名(メキシコサラマンダー/アホロートル/メキシコサンショウウオ)でも検索するのが第一歩です。それでも見つからない場合は、公式のSNSをさかのぼるか、直接電話で問い合わせるのが確実です。JAZAの飼育動物データベースにも「病気入院や研究のための飼育などで、現在展示されていない場合もございます」と注記があるとおり、登録があっても展示されているとは限りません。
まとめ|まずは北海道の2館、次に公式へ問い合わせを
ウーパールーパーは「よく知られているのに、どこで見られるかが分かりにくい」典型的な生きものでした。実際に18園館の公式サイトをすべて確認して分かったことを、あらためて整理します。
- 公式サイト・公式資料で展示や飼育を確認できたのは5施設(サンピアザ水族館/登別マリンパークニクス/足立区生物園/鳥羽水族館/うみたまご)
- 展示場所まで公式に書かれているのは、サンピアザ水族館(2階「置水槽」)と登別マリンパークニクス(陸族館)の北海道の2館
- JAZAのデータベースには18園館の登録があるが、登録=現在の展示ではない(協会自身が注記している)
- 探すときは「メキシコサラマンダー」「アホロートル」「メキシコサンショウウオ」でも検索すると見つかりやすい
- 野生の個体はIUCNレッドリストでCritically Endangered、ワシントン条約附属書Ⅱ。店頭に並ぶのは繁殖個体
確実に会いたいなら、公式が展示場所まで公開している北海道の2館へ。それ以外の地域なら、お近くの水族館に「ウーパールーパー(メキシコサラマンダー)はいますか?」と一本電話を入れてみてください。小さな水槽でひっそり、あの笑顔で待っているかもしれません。
ほかの水族館の生きもの探しは、こちらもどうぞ。

動物園と水族館の両方にいる生きものという意味では、ビーバーも同じタイプです。



