世界最大の魚・ジンベエザメに会える水族館を探していませんか?飼育がとても難しい生きものなので、日本で会えるのは沖縄美ら海水族館・海遊館・いおワールドかごしま水族館、そして2026年9月に展示を再開したのとじま水族館の4館です。本記事では、この4館でどんなジンベエザメに会えるのかを、水槽・料金・アクセスとあわせて紹介しています。八景島や大洗など「いるはず」と誤解されやすい館の状況もまとめました。
ジンベエザメに会える水族館は日本で4館
ジンベエザメは大きく育つと全長10mを超えるため、飼育できる大水槽を持つ水族館はごくわずかです。各館の公式サイトで飼育を確認できたのは次の4館でした。のとじま水族館は2026年9月29日、ほかの3館は2026年7月10日に確認したもので、同じ日にそろえて見たわけではありません。下の表に、飼育している個体や大人料金の目安をまとめました。
| 水族館 | 所在地 | 飼育している個体 | 大人料金の目安 |
|---|---|---|---|
| 沖縄美ら海水族館 | 沖縄・本部町 | 「黒潮の海」で飼育。世界最長飼育記録を更新中(2026年3月で満31年) | 2,180円(高校生1,440円) |
| 海遊館 | 大阪市 | 「太平洋」水槽でメス「遊」・オス「海」の2頭 | 2,700〜3,500円(高校生以上・変動制) |
| いおワールドかごしま水族館 | 鹿児島市 | 「黒潮大水槽」で11代目「ユウユウ」1頭(2025年8月搬入) | 2,000円(市外・高校生以上) |
| のとじま水族館 | 石川・七尾市 | 2026年9月18日から1頭(オス・全長約4.5m) | 1,890円(高校生以上) |
ジンベエザメの飼育頭数は、海への放流や搬入、体調の変化によって変わります。海遊館やいおワールドかごしま水族館は大きく育った個体を海へ帰す方針のため、会える個体は時期によって入れ替わります。
ジンベエザメに会える水族館4館を詳しく紹介
沖縄美ら海水族館(沖縄・本部町)
ジンベエザメといえば、まず名前があがるのが沖縄美ら海水族館です。世界最大級の水槽「黒潮の海」で、悠々と泳ぐジンベエザメを間近で見られます。ここで飼育されている個体は世界最長飼育記録を更新中で、その記録は2026年3月で満31年を迎えました。ジンベエザメは成長すると全長10〜12mに達する、世界最大の魚です。大きく育った迫力ある姿を水槽で見られるのは、国内でも美ら海水族館ならではの見どころです(公式サイト/2026年7月10日時点)。
入館料は大人2,180円、高校生1,440円、中学生・小学生710円、6歳未満は無料です(公式サイト/2026年7月10日時点)。同じ「黒潮の海」では、世界唯一の飼育をうたうナンヨウマンタ(オニイトマキエイ)にも会えます。あわせて見たい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

海遊館(大阪市)
大阪・天保山にある海遊館は、大都市の中でジンベエザメに会える貴重な水族館です。ジンベエザメは、深さ9mの巨大な「太平洋」水槽で飼育されています。2026年7月時点では、メスの「遊(ゆう)」とオスの「海(かい)」の2頭が暮らしています。オスの「海」は2024年10月2日に太平洋水槽で展示が始まった個体で、公開時の全長4.7m、推定体重は約700kgでした(公式サイト/2026年7月10日時点)。
海遊館では、大きく育ったジンベエザメを自然の海に放流し、回遊経路の調査に役立てる取り組みを続けています。会える個体は代替わりするため、訪れるたびに違うジンベエザメに出会えるのも特徴です。入館料は期間によって変わる変動制で、大人(高校生以上)2,700〜3,500円です(公式サイト/2026年7月10日時点)。
入館料と、いま使える割引はこちらにまとめています。

いおワールドかごしま水族館(鹿児島市)
鹿児島市のウォーターフロントにある、いおワールドかごしま水族館です。黒潮の海を再現した「黒潮大水槽」で、ジンベエザメに会えます。ここのジンベエザメは代々「ユウユウ」と呼ばれ、2025年8月18日に11代目のユウユウがデビューしました。11代目は同年7月に南さつま市の定置網で捕獲された、体長4.13mのオスです(公式サイト/2026年7月10日時点)。
この水族館では、飼育しているジンベエザメが全長5.5mほどに育つと錦江湾から海へ帰す方針をとっています。そのため、水槽で会えるのは若い個体が中心です。入館料は2025年10月に改定され、市外にお住まいの大人(高校生以上)2,000円、小・中学生1,000円などとなっています(鹿児島市内在住者は割引あり)。最新の料金は公式サイトで確認してください(2026年7月10日時点)。
のとじま水族館(石川・七尾市)※2026年9月に展示を再開
石川県ののとじま水族館は、長くジンベエザメの人気展示で知られてきました。2024年1月の能登半島地震で「ハク」「ハチベエ」の2頭が死亡し、その後展示していた「モモ」も2026年1月に死亡したため、しばらく水槽が空いていました。そこへ2026年9月18日、新しい個体が入って展示が再開しました。8月27日に志賀町百浦の定置網に入った全長約4.5メートルのオス1頭です(公式サイト/2026年9月29日時点)。
展示場所はジンベエザメ館「青の世界」で、水量1,600トンと日本海側では最大級の水槽です。仲間入りを記念した「ジンベエザメウェルカムイベント2026」が11月3日まで開かれていて、愛称の募集やクイズラリーが同じ水槽の前で進んでいます。本州の日本海側で会えるのはここだけなので、北陸へ行く予定があるなら組み込みやすい1館です。
入館料や5つのショーの時刻、イベントの中身は別記事にまとめています。

現在は会えない水族館・「いる」と誤解されやすい水族館
「あの水族館にジンベエザメがいたはず」と思って調べている方のために、過去に飼育していた館や、現在は展示していない館の状況も正直にまとめました。おでかけ前に確認しておくと、目当ての個体に会えずにがっかりする心配がありません。
横浜・八景島シーパラダイス(神奈川)※過去に飼育
神奈川県の横浜・八景島シーパラダイスでは、かつてジンベエザメを飼育していました。2010年から2016年まで人気を集めた「七海(ななみ)」のほか複数の個体を飼育していましたが、2019年2月を最後に飼育個体が死亡し、現在は展示していません。訪れる際は、他の海の生きものの展示を楽しむ形になります。
アクアワールド茨城県大洗水族館(茨城)※飼育の実績はなし
「大洗水族館にジンベエザメがいる」と検索されることがありますが、アクアワールド茨城県大洗水族館では、これまでジンベエザメを飼育・展示した実績はありません。過去に飼育展示が検討されたことはあるものの、実現には至っていない状況です。大洗水族館は、飼育するサメの種類数の多さで知られる水族館で、ジンベエザメ以外にも多くのサメに会えます。大洗水族館の見どころは、別記事で紹介しています。

ジンベエザメの豆知識
水族館でジンベエザメに会う前に知っておくと、観察がもっと楽しくなる豆知識を紹介します。
- 世界最大の魚…ジンベエザメは成長すると全長10〜12mに達する、現生の魚類で最大の種です。「サメ」の仲間ですが、性格はおとなしいことで知られています。
- 大きな口でプランクトンを食べる…大きな体に似合わず、主な食べものはプランクトンや小さな魚です。海水ごと吸い込んで、エラでこしとって食べます。
- 体の模様は一頭ずつ違う…背中に白い斑点や線の模様があり、その並び方は個体ごとに異なります。研究では、この模様が個体を見分ける手がかりに使われています。
- 子どもの産み方…沖縄美ら海水族館の情報によると、1995年に台湾で捕獲された個体から約300体の胎仔(たいし)が見つかったことで、卵ではなく子を産む「胎生」であることがわかりました。
ちなみに、ジンベエザメと同じように会える水族館が数えるほどしかない人気の海の生きものにシャチがいます。大型の生きものに会える水族館を探している方は、こちらもあわせてどうぞ。

よくある質問(FAQ)
- Qジンベエザメに会える水族館は日本にいくつありますか?
- A
沖縄美ら海水族館・海遊館・いおワールドかごしま水族館・のとじま水族館の4館です。のとじま水族館は飼育していた個体が死亡して展示が止まっていましたが、2026年9月18日に新しい個体が入って再開しました。飼育状況は変わることがあるため、最新の情報は各館の公式サイトで確認してください。
- Q一番大きなジンベエザメが見られるのはどこですか?
- A
沖縄美ら海水族館です。同館の「黒潮の海」で飼育されている個体は世界最長飼育記録を更新中で、2026年3月で満31年を迎えました。海遊館やいおワールドかごしま水族館は大きく育った個体を海へ帰す方針のため、より大きく育った姿を見られるのは美ら海水族館の特徴です。
- Qのとじま水族館でジンベエザメは見られますか?
- A
見られます。2024年の能登半島地震で2頭が死亡し、その後展示していた個体「モモ」も2026年1月に死亡して一度は空きましたが、2026年9月18日に全長約4.5メートルのオス1頭が入り、ジンベエザメ館「青の世界」で展示が再開しました。
- Qジンベエザメはサメですか?人を襲うことはありますか?
- A
ジンベエザメはサメの仲間で、現生の魚類では世界最大の種です。ただし、主な食べものはプランクトンや小さな魚で、大きな口で海水ごと吸い込んで食べます。おとなしい性質で知られており、水族館では悠々と泳ぐ姿を落ち着いて観察できます。
沖縄美ら海水族館の入館料を安くする方法(道の駅許田の前売り・年間パスポート・夕方割引の最新事情)は、割引情報だけを1本にまとめた次の記事で詳しく紹介しています。

まとめ
- ジンベエザメに会えるのは、沖縄美ら海水族館・海遊館・いおワールドかごしま水族館・のとじま水族館の4館
- 大きく育った迫力ある姿を見るなら、世界最長飼育記録を更新中の沖縄美ら海水族館
- のとじま水族館は2026年9月18日に展示を再開。八景島は過去に飼育、大洗は飼育実績なし
- 飼育頭数や個体は放流・搬入で変わるため、最新の展示状況は各館の公式サイトで確認を
世界最大の魚・ジンベエザメは飼育がとても難しく、日本で会えるのは沖縄美ら海水族館・海遊館・いおワールドかごしま水族館・のとじま水族館の4館です。沖縄・大阪・鹿児島・石川と離れているので、どこへ向かうかを決めてから開館時間と料金を確かめ、旅程に組み込んでおくと動きやすくなります。水槽の中を悠々と泳ぐ姿には、遠出に見合うだけの迫力があります。


