ゆっくり、ゆっくりと歩く巨大なカメ。ドーム状の甲羅は大人の胸ほどの高さがあり、前を横切るだけで思わず足を止めてしまう——それがゾウガメです。
ただ、ここでひとつ落とし穴があります。日本の動物園で「ゾウガメ」として展示されているカメの多くはアルダブラゾウガメで、ダーウィンの進化論でおなじみのガラパゴスゾウガメとは別の種類なのです。そしてガラパゴスゾウガメに会える場所は、日本にたった2施設しかありません。
この記事では2026年7月20日時点の一次情報をもとに、ガラパゴスゾウガメに会える2施設(上野動物園・iZoo)を料金やアクセスまで詳しく、そしてアルダブラゾウガメが登録されているJAZAの28施設を、それぞれ分けて紹介します。上野動物園にいる2頭のうち、なぜ普段は1頭しか見られないのか——という話も入れました。
この記事では、日本の動物園・水族館で展示されているガラパゴスゾウガメとアルダブラゾウガメの2種を扱います。JAZAの飼育動物データベースで和名「ゾウガメ」を検索してヒットするのも、この2種だけです(2026年7月20日時点)。
学名の表記には注意が必要です。ガラパゴスゾウガメの学名は、上野動物園の公式図鑑では Geochelone sp.、JAZAのデータベースでは Geochelone elephantopus、iZooの公式発信では Chelonoidis nigra と、日本の資料の中でも表記が揃っていません。分類がいまも動いている生き物だと思って読んでください。
ゾウガメに会える動物園|まず知りたい「2種類」の決定的な差
ゾウガメに会いに行く前に、この表だけは見ておいてください。同じ「ゾウガメ」でも、会える施設の数がまったく違います。
| 種類 | 日本で会える施設 | 確認方法 |
|---|---|---|
| ガラパゴスゾウガメ | 2施設(上野動物園・iZoo) | 各施設の公式情報とJAZAデータベースで1件ずつ確認 |
| アルダブラゾウガメ | 28施設に登録あり | JAZA飼育動物データベースの登録に基づく(加盟園館のみ) |
つまり、動物園でゾウガメを見た記憶がある人のほとんどは、アルダブラゾウガメに会っているということです。ガラパゴスゾウガメのほうは、日本で長く「3頭だけ」とされてきた、かなり特別な存在です。
アルダブラゾウガメの「28施設」は、JAZA(日本動物園水族館協会)の飼育動物データベースに、2026年7月20日時点で登録がある園館の数です。当編集部が28施設それぞれの現在の展示状況を1件ずつ確認したものではありません。
また同データベースはJAZAに加盟している園館の登録情報にもとづくもので、非加盟の施設は掲載されません。実際、この記事で紹介するiZooはJAZA非加盟のため、データベースには載っていません。そのため本記事では「日本全国で◯施設」という総数の断定はしていません。
ガラパゴスゾウガメに会えるのは日本で2施設だけ【2026年7月時点】
まず結論です。2026年7月20日時点で、日本国内でガラパゴスゾウガメの飼育が確認できるのは次の2施設です。
| 施設名 | 所在地 | 展示場所 | 個体名 |
|---|---|---|---|
| 恩賜上野動物園 | 東京都台東区 | 西園・両生爬虫類館 | 太郎/カメ吉 |
| 体感型動物園iZoo(イズー) | 静岡県賀茂郡河津町 | 園内展示 | ラック |
JAZAの飼育動物データベースでガラパゴスゾウガメの登録があるのは上野動物園のみ(2026年7月20日時点)ですが、これはJAZA加盟園館だけを対象にした数字です。静岡県のiZooはJAZAに加盟していないためデータベースに載っておらず、実際にはここにも1頭います。この2施設をあわせた形が、2026年7月時点の正しい姿です。
なお、3頭ともオスであることは各施設の公式情報で確認できています。
恩賜上野動物園(東京都台東区)
日本でいちばんアクセスしやすいガラパゴスゾウガメが、上野動物園にいます。展示場所は西園の両生爬虫類館。パンダやゾウのいる東園ではなく、ハシビロコウやキリンと同じ西園エリアにあるので、入る門を間違えると園内をかなり歩くことになります。
上野動物園には太郎とカメ吉という2頭のガラパゴスゾウガメが長く飼育されてきました(「亀吉」と表記されることもあります)。2018年に同園が掲示した長寿動物のお祝い看板によると、カメ吉はオスで1960年3月10日に来園、誕生年は推定1940年、太郎はオスで1969年2月21日に来園、誕生年は推定1929年。カメ吉は「当園でもっとも飼育年数が長い動物」、太郎は「当園の最長老の動物ですが、ゾウガメとしてはまだ壮年」と紹介されていました。
展示場で見られるのは、基本的に太郎の1頭です。同園の公式Xは2023年9月1日の投稿で「左は展示場で水浴びをする太郎。右はバックヤードにいるカメ吉」と紹介しており、カメ吉は普段バックヤードで暮らしています。理由は次の章で紹介します。
「2頭いる」と書かれた記事を読んで出かけると、1頭しか見られずに拍子抜けすることがあります。太郎に会えれば大成功、くらいの気持ちで行くのがちょうどいいです。
また同園では、両生爬虫類館で企画展示「カメカメエブリバディ」が2025年11月18日(火)から2026年12月27日(日)まで開催されています。公式の展示予定種には「セマルハコガメ、クサガメ、ニホンイシガメ、ガラパゴスゾウガメなど」と明記されていて、カメをまとめて見たい人にはかなり贅沢な期間です。ただし公式ページにも「動物の健康管理の都合などにより、展示内容を変更する場合があります」と注記がある点はおさえておいてください。
| 所在地 | 東京都台東区上野公園9-83 |
| 展示場所 | 西園・両生爬虫類館 |
| 入園料 | 一般600円/65歳以上300円/中学生200円/都内在住・在学の中学生は無料/小学6年生まで無料 |
| 開園時間 | 9:30〜17:00(入園および入園券の販売は閉園の1時間前まで) |
| 休園日 | 月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合はその翌日)/12月29日〜1月1日 |
| 出入口 | 正門・弁天門・池之端門の3か所。公式アクセスページで「両生爬虫類館」が近くの展示として挙げられているのは池之端門 |
| 最寄り駅 | JR上野駅公園口から徒歩5分/同不忍口から徒歩5分/京成上野駅から徒歩4分/東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅から徒歩8分/都営大江戸線上野御徒町駅から徒歩10分/東京メトロ千代田線根津駅から徒歩5分 |
| 駐車場 | なし(公式サイトが電車の利用を推奨) |
※ 料金・開園時間・休園日・アクセスは2026年7月20日に上野動物園公式サイト「開園時間・休園日・入園料」および同「交通アクセス」で確認した内容です。無料開園日(開園記念日3月20日・みどりの日5月4日・都民の日10月1日)もあります。
上野動物園には、ほかにも「日本ではここでしか会えない」動物がいます。代表格が、大きな目と細長い指を持つ夜行性のサルアイアイです。

※販売状況・価格は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください
体感型動物園iZoo/イズー(静岡県賀茂郡河津町)
もう1施設が、伊豆半島の南端にある体感型動物園iZoo(イズー)です。ここにいるガラパゴスゾウガメはラックという名前のオス1頭。iZooの公式Xは2025年8月27日の投稿で「御年、140歳のガラパゴスゾウガメのラックくんです」と紹介しています。
そしてiZooが特別なのは、公式サイトが「絶滅危惧種のガラパゴスゾウガメにも日本で唯一ふれあうことができます」と案内している点です(iZoo公式サイト「iZooでできること」ページ)。同ページはiZooを「日本最大のゾウガメ繁殖施設」とも紹介しています。
iZooの公式サイトには「世界最大になるアルダブラゾウガメには体重30kg以下のお子様は背中に乗って記念撮影ができます(有料)」と書かれています。背中に乗って記念撮影ができるのはアルダブラゾウガメで、ガラパゴスゾウガメは「ふれあい」までです。
ネット上にはこの2種を混同したまま書かれた情報も見かけますが、公式サイトの記載は上記のとおりです。ふれあいや撮影の実施内容・料金は日によって変わることがあるため、当日に園内の案内で確認してください。
| 所在地 | 静岡県賀茂郡河津町浜406-2 |
| 入園料 | 大人(中学生以上)2,500円/小人(小学生)1,500円/幼児(未就学児)無料 |
| 割引 | 団体割引(15名以上・当日可)大人2,200円・小人1,300円/シルバー割引(70歳以上)2,300円/障がい者手帳をご提示の方とご同伴者(大人1名)各1,500円・小学生750円 |
| 年間パスポート | 大人6,500円/小人2,500円 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(最終入園16:30) |
| 休園日 | 年中無休 |
| アクセス | 伊豆急行「河津」駅からタクシーで約5分。東京方面からは新幹線で熱海、伊東線・伊豆急行を乗り継いで河津駅へ |
| 駐車場 | 有料駐車場あり |
※ 料金・営業時間・アクセスは2026年7月20日にiZoo公式サイト「営業時間・料金」および同「アクセス」で確認した内容です。ペットを連れての入園はできませんが、公式サイトによると身体障害者補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)は同伴できます。
取り扱い内容・価格は変動する場合があります。おでかけ前に最新情報をご確認ください
iZooの割引や園内の見どころは、別の記事でさらに詳しくまとめています。爬虫類が主役の動物園なので、ゾウガメ以外の展示も相当な密度です。

上野動物園のカメ吉が、普段バックヤードにいる理由
ここからは、ガラパゴスゾウガメのまとめ記事ではあまり書かれていない話です。上野動物園には太郎とカメ吉の2頭が飼育されてきましたが、2頭を同じ展示場に出すことができません。その理由を、同園の公式Xが2018年9月13日の投稿ではっきり説明しています。
「亀吉はまたしばらく非公開となります。亀吉がバックヤードに行く理由は、亀吉が太郎を威嚇して追いかけ回した過去があるため一緒には展示できないことと、バックヤードの小屋は扉が小さく、体重が亀吉の約3倍と大きな太郎は入ることができないためです。(小さな亀吉のほうが気が強い性格です。)」
体の小さいほうが気が強い、というのがなんとも面白いところです。体格差は数字でも残っています。2014年7月に屋外展示場へ移動したときの記録では、タロウ193キロ、カメ吉60キロと紹介されていました(東京ズーネット・2014年8月1日)。同じ種類でも3倍以上の差があるわけです。なお、これは2014年時点の体重で、現在の値ではありません。
つまり「小さくて気が強いカメ吉」と「大きくておっとりした太郎」という関係性が、展示のかたちを決めているということ。展示場でのんびり水浴びをしている太郎を見ながら、その裏に、扉の小さな小屋でひとり過ごしているカメ吉がいる——と想像すると、ゾウガメの見え方が少し変わってきます。
アルダブラゾウガメはJAZA登録で28施設|「ゾウガメを見た」の正体はこちら
動物園でおなじみの大きなカメは、ほとんどがこちらのアルダブラゾウガメです。インド洋のアルダブラ環礁に暮らす種で、iZooの公式サイトは「世界最大になる」と紹介しています。
JAZAの飼育動物データベースによると、2026年7月20日時点でアルダブラゾウガメの登録がある園館は28施設で、北海道から沖縄まで全国に広がっています。以下はデータベースの登録名をそのまま並べたものです。
| 大島公園 | いしかわ動物園 | 九十九島動植物園 | 円山動物園 |
| 東武動物公園 | 熱川バナナワニ園 | アドベンチャーワールド | 夢見ヶ崎動物公園 |
| 遊亀公園動物園 | とべ動物園 | 長崎バイオパーク | ネオパークオキナワ |
| シャボテン動物公園 | 福山動物園 | 平川動物公園 | 埼玉県こども動物自然公園 |
| 東山動物園 | 天王寺動物園 | 安佐動物公園 | 沖縄こどもの国 |
| 茶臼山動物園 | 神戸どうぶつ王国 | 鳥羽水族館 | かみね動物園 |
| アクアパーク品川 | 姫路動物園 | 淡路ファームパーク | アトア |
出典: 日本動物園水族館協会(JAZA)飼育動物データベース(2026年7月20日取得・登録名のまま掲載)。JAZA加盟園館の登録情報にもとづく一覧で、非加盟の施設は含まれません。また当編集部が28施設それぞれの現在の展示状況を個別に確認したものではないため、おでかけ前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。
このなかで、ゾウガメを目当てに行くなら伊豆エリアは効率がいいエリアです。ワニとレッサーパンダで知られる熱川バナナワニ園もリストに入っており、iZooと同じ伊豆半島にあります。

いしかわ動物園の公式ブログ(2019年)には「ガラパゴスゾウガメのレプリカを載せて展示してあります」という記述があります。これは模型であって、生きているガラパゴスゾウガメではありません。同園がJAZAに登録しているのはアルダブラゾウガメです。
また、高知県立のいち動物公園の解説文には「ガラパゴスゾウガメ(約140kg)、アルダブラゾウガメ(約120kg)についで世界で3番目に大きな…」という記述がありますが、これはケヅメリクガメの大きさを説明するための比較で、同園がガラパゴスゾウガメを飼育しているという意味ではありません。
種名がページに出てくる=その施設で飼育している、とは限りません。このあたりが、ゾウガメの情報で取り違えが起きやすいポイントです。
ゾウガメを見に行く前に知っておくと3倍楽しい話
学名が資料によってバラバラという不思議
ガラパゴスゾウガメは、分類がいまも動いている生き物です。それは日本の資料を並べてみるだけでも分かります。
| 資料 | 学名の表記 | ひとこと |
|---|---|---|
| 上野動物園 公式図鑑 | Geochelone sp. | 種名を特定していない(sp.=種未確定) |
| JAZA 飼育動物データベース | Geochelone elephantopus | 旧来の属名で登録 |
| iZoo 公式発信 | Chelonoidis nigra | 現在よく使われる属名 |
とくに面白いのが、上野動物園の公式図鑑がGeochelone sp.としている点です。sp. は「種が特定できていない」ことを示す書き方。60年以上飼育している自分たちのカメについて、園が種を確定させていないということになります。ガラパゴス諸島の島ごとに姿の違うゾウガメがいて、それを別種とみるか亜種とみるかで研究者の見解が分かれてきた——という歴史が、この一行に凝縮されています。
出典: 上野動物園「ガラパゴスゾウガメ」/JAZA飼育動物データベース(いずれも参照日2026-07-20)
「どっちが大きい?」も資料によって違う
ガラパゴスゾウガメとアルダブラゾウガメ、どちらが大きいのか。これも実は、公的な資料の中で表現が割れています。
高知県立のいち動物公園の解説では「ガラパゴスゾウガメ(約140kg)、アルダブラゾウガメ(約120kg)」と、ガラパゴスのほうが重い数字が挙げられています。一方でiZooの公式サイトは、アルダブラゾウガメを「世界最大になる」と紹介しています。個体差や飼育環境で大きく変わるため、この記事ではどちらが大きいかを断定しません。実物を見比べられるのはiZooだけなので、行ける人はぜひ自分の目で比べてみてください。
年齢は「推定」であって確定値ではない
ゾウガメの話で必ず出てくるのが年齢です。ただし飼育下の高齢個体の年齢は、来園記録から逆算した推定値であることがほとんどで、資料によって数字が動きます。
| 個体 | 紹介された年齢 | 出典と時点 |
|---|---|---|
| ラック(iZoo) | 御年140歳 | iZoo公式X・2025年8月27日 |
| 太郎(上野動物園) | 推定89歳 | 上野動物園の長寿動物お祝い看板・2018年 |
| 太郎(上野動物園) | 94歳 | 東京ズーネット Vol.229・2023年1月 |
この記事でも「◯歳です」という断定はしていません。「◯年に、△△が◯歳と紹介した」という形で読むのが正確です。とはいえ、明治や大正の生まれかもしれないカメが目の前でキャベツを食べている、という事実だけで十分にすごい話です。
見るならタイミングは「暑い日の水場」
上野動物園の公式Xは「ガラパゴスゾウガメは体温調節のために水や泥を浴びます」「急な雨で泥場ができると積極的に泥浴びをします」と紹介しています。暑い日や雨上がりは、水浴び・泥浴びをする姿を見られる可能性が高いということです。涼しい日にじっと動かないゾウガメしか見たことがない人ほど、夏に行く価値があります。
ゾウガメと一緒に楽しみたい、会える場所が限られる生き物
「日本で数施設でしか会えない」を軸に動物園をめぐるのは、かなりおすすめの楽しみ方です。ゾウガメの次に狙いたい生き物を紹介します。
上野動物園に行くなら、近い仲間が1種もいない珍獣ツチブタも外せません。会える動物園は全国4施設まで減っています。

「世界一危険な鳥」としてギネス世界記録に登録されているヒクイドリも、会える動物園が全国5施設に限られる鳥です。

生きた化石つながりならオウムガイ。恐竜よりはるか昔から姿を変えていない生き物で、国内で常設展示している水族館はごくわずかです。

ゾウガメに会える動物園に関するよくある質問
- Qガラパゴスゾウガメに会える動物園はどこですか?
- A
2026年7月20日時点で、日本国内でガラパゴスゾウガメの飼育が確認できるのは、東京都の恩賜上野動物園(西園・両生爬虫類館)と、静岡県の体感型動物園iZooの2施設です。
JAZA(日本動物園水族館協会)の飼育動物データベースで登録があるのは上野動物園のみですが、これは加盟園館だけを対象にした数字です。iZooはJAZAに加盟していないためデータベースには載っていません。
- Q上野動物園ではガラパゴスゾウガメを何頭見られますか?
- A
上野動物園では太郎とカメ吉の2頭が長く飼育されてきましたが、同園の公式X(2023年9月1日)によると、カメ吉は普段バックヤードで暮らしており、展示場にいるのは太郎です。「2頭いる」と書かれた情報を見て出かけると、実際に見られるのは1頭というケースがあります。
2頭を一緒に展示できない理由も同園が公式に説明しており、カメ吉が太郎を威嚇して追いかけ回した過去があるためだとされています。展示されている個体は日によって変わる可能性があるため、来園時に園内の掲示でご確認ください。
- Qゾウガメの背中に乗れる動物園はありますか?
- A
静岡県の体感型動物園iZooの公式サイトには、「世界最大になるアルダブラゾウガメには体重30kg以下のお子様は背中に乗って記念撮影ができます(有料)」と記載があります。乗れるのはアルダブラゾウガメです。
ガラパゴスゾウガメについては、同じページで「絶滅危惧種のガラパゴスゾウガメにも日本で唯一ふれあうことができます」と案内されており、ふれあいまでの扱いです。実施内容・料金は変わることがあるため、当日に園内の案内でご確認ください。
- Qアルダブラゾウガメがいる動物園は何か所ありますか?
- A
JAZA(日本動物園水族館協会)の飼育動物データベースによると、2026年7月20日時点でアルダブラゾウガメの登録がある園館は28施設で、北海道から沖縄まで全国に広がっています。
この数字はJAZA加盟園館の登録情報にもとづくもので、非加盟の施設は含まれません。また当編集部が各施設の現在の展示状況を1件ずつ確認したものではないため、おでかけ前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。
- Qガラパゴスゾウガメとアルダブラゾウガメは何が違いますか?
- A
大きく違うのは生息地と、日本で会える施設の数です。ガラパゴスゾウガメは南米エクアドルのガラパゴス諸島、アルダブラゾウガメはインド洋のアルダブラ環礁の生き物で、日本で会えるのは前者が2施設、後者はJAZA登録で28施設と大きな差があります。
大きさについては資料によって表現が異なります。高知県立のいち動物公園の解説では「ガラパゴスゾウガメ(約140kg)、アルダブラゾウガメ(約120kg)」とされる一方、iZooの公式サイトはアルダブラゾウガメを「世界最大になる」と紹介しており、この記事ではどちらが大きいかを断定していません。
- Qゾウガメは何歳くらいまで生きるのですか?
- A
飼育下の高齢個体の年齢は来園記録などからの推定値であることが多く、資料によって数字が動きます。iZooの公式Xは2025年8月にラックを「御年140歳」と紹介し、上野動物園の太郎は2018年の園内掲示で「推定89歳」、2023年1月の東京ズーネットでは「94歳」と紹介されていました。
いずれも推定であるため、この記事では特定の年齢を断定していません。ただ、上野動物園の掲示によると太郎の誕生年は推定1929年。昭和の初めごろに生まれたカメが今も暮らしている、という時間の長さは実感できると思います。
まとめ:ガラパゴスゾウガメは2施設、アルダブラは全国に
ガラパゴスゾウガメに会えるのは上野動物園とiZooの2施設だけ(2026年7月20日時点)。個体として名前が公表されてきたのは太郎・カメ吉・ラックで、いずれもオス
上野動物園で普段展示されているのは太郎。カメ吉は太郎を威嚇した過去があり、公式Xによると普段はバックヤードにいる
アルダブラゾウガメはJAZAの飼育動物データベースに28施設の登録(2026年7月20日時点・加盟園館のみ)。動物園で見かける大きなカメの多くはこちら
iZooで背中に乗って撮影できるのはアルダブラゾウガメ。ガラパゴスゾウガメは公式サイトの案内では「ふれあい」まで
いしかわ動物園にあるのはレプリカ(模型)。種名がページに出てくる=飼育している、ではない
上野動物園は月曜休園・両生爬虫類館は西園。公式アクセスページで両生爬虫類館が近くの展示に挙げられているのは池之端門
iZooは年中無休・伊豆急行「河津」駅からタクシー約5分。大人(中学生以上)2,500円で、ゾウガメ以外の爬虫類展示も見応えあり
暑い日や雨上がりが狙い目。上野動物園の公式Xによると、体温調節のために水浴び・泥浴びをする姿が見られる
施設により取り扱いの有無・内容・価格は異なります。おでかけ前に最新情報をご確認ください
ゆっくりと首をのばし、こちらをじっと見てから、また草を食べはじめる。ゾウガメの前に立つと、時間の流れが変わったように感じます。昭和のはじめに生まれたかもしれない太郎、140歳と紹介されたラック——自分より何倍も長く生きている生き物と同じ場所に立てるのは、動物園ならではの体験です。お近くの園で会えるなら、参考にしてみてくださいね。
※ 本記事の情報は2026年7月20日時点で、各施設の公式サイト・公式SNS・JAZA飼育動物データベースにより確認したものです。展示状況・個体・料金・営業時間は変更される場合があります。おでかけ前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。


