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カピバラの生態・特徴まとめ|世界最大のネズミの仲間?泳ぎや温泉好きの理由まで

水辺でくつろぐカピバラ(世界最大のげっ歯類) 動物園
この記事は約8分で読めます。

のんびりした表情で水辺にたたずみ、ときには温泉につかってうっとり。そんなカピバラの姿に、思わず癒やされた方も多いのではないでしょうか。

のんびり屋に見えるカピバラですが、実は「世界でいちばん大きなネズミの仲間」なんです。南米の水辺で群れをつくり、上手に泳いで暮らす、たくましい動物なんですよ。

本記事では、カピバラの特徴や生態、なぜ温泉が好きなのかという理由、そして日本で会える動物園まで、まるごと紹介します。会いに行く前にぜひ読んでみてくださいね。

この記事でわかること
  • カピバラの大きさ・見た目の特徴
  • 「世界最大のげっ歯類」と呼ばれる理由
  • 泳ぎが得意なひみつと体のつくり
  • 生息地・食べ物・群れの暮らしの生態
  • 温泉好きの理由と日本で会える動物園
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カピバラってどんな動物?基本データ

カピバラは、テンジクネズミ科カピバラ属に分類される動物です。学名は Hydrochoerus hydrochaeris(ヒドロコエルス・ヒドロカエリス)。じつは、ハムスターやモルモットと同じ「げっ歯類(ネズミの仲間)」なんですよ。

日本での和名は「オニテンジクネズミ(鬼天竺鼠)」といいます。「鬼」がつくのは、その大きさのため。まずは大きさや寿命を、下の表で見てみましょう。

項目数値
体長106〜134cm
体重オス35〜64kg・メス37〜66kg
寿命5〜10年ほど
分類テンジクネズミ科カピバラ属
和名オニテンジクネズミ(鬼天竺鼠)
IUCN保全状況低危険種(LEAST CONCERN)

出典: Animal Diversity Web(ミシガン大学)(参照日2026-06-15)

体重は大きいもので60kgを超えることもあり、中型の犬や、小学校低学年の子どもくらいの重さになります。ネズミの仲間と聞くと小さなイメージですが、カピバラはまったく規格外の大きさなんですね。

「世界最大のげっ歯類」と呼ばれる理由

カピバラは、いま生きているげっ歯類(ネズミの仲間)のなかで、世界でいちばん大きい動物として知られています。ネズミやリス、モルモットと同じグループでありながら、体重は数十キロにもなるんですよ。

げっ歯類の仲間は、上下に伸び続ける前歯(門歯)を持っているのが特徴です。カピバラも例外ではなく、かたい草を食べてすり減らしながら、じょうずに歯の長さを保っています。あの大きな体は、水辺の豊かな草をたっぷり食べて支えられているんですね。

見た目の特徴は「水辺で暮らすための体」

カピバラのずんぐりした体には、水辺で生きるための工夫がたくさんつまっています。パーツごとに見ていきましょう。

顔の上のほうに集まった目・鼻・耳

カピバラの目・鼻・耳は、顔の上のほうにまとまってついています。これは、水にもぐったときでも、顔のてっぺんだけを水面に出して、まわりを見たり息をしたりできるようにするためなんです。ワニと似た、水辺の動物ならではの体のつくりですね。

指のあいだの水かき

前足にも後ろ足にも、指のあいだに水かきがあります。この水かきのおかげで、カピバラは水のなかをすいすい泳ぐことができるんですよ。陸の上ではのんびりして見えても、水のなかではとても上手に動けるんです。

出典: Animal Diversity Web(ミシガン大学)(参照日2026-06-15)

かたくて短い毛

カピバラの毛は、かたくて少しまばらに生えています。水からあがったあとに乾きやすく、蒸れにくい毛なんですね。暑い南米の水辺で快適に過ごすのにぴったりの毛皮といえます。

カピバラの生態

生息地・暮らす場所

カピバラは、南アメリカのアマゾン川流域を中心とした、温暖な水辺に暮らしています。河辺の開けた草原から熱帯雨林まで、水のあるさまざまな環境で見られますよ。川や湖、湿地のそばで、水と草原を行き来しながら生活しています。

出典: WWFジャパン「南米でたくましく生きる!最大のげっ歯類カピバラ」(参照日2026-06-15)

食べ物

カピバラは草食性で、水中や水辺に生えるイネ科の植物などを食べます。やわらかい草から、かたい草まで、もりもり食べて大きな体を支えているんですね。動物園では牧草や野菜、専用のエサなどがあたえられています。

群れの暮らし

カピバラは、仲間とともに群れをつくって暮らす社会的な動物です。雨季には、優位のオスを中心に、複数のメスや幼い子どもをふくめた平均10〜20頭ほどの群れを形成します。鳴き声をいろいろ使い分けて、仲間とコミュニケーションをとることも知られていますよ。

出典: Animal Diversity Web(ミシガン大学)(参照日2026-06-15)

繁殖・子育て

カピバラの妊娠期間は130〜150日ほど。ふつう4頭ほど(多いときは8頭ほど)の子どもを産みます。生まれたばかりの赤ちゃんは、すでに毛が生えて目も開いており、まもなく自分で歩いたり泳いだりできるしっかり者なんですよ。子カピバラのちょこちょこ歩く姿は、動物園でも大人気です。

出典: Animal Diversity Web(ミシガン大学)(参照日2026-06-15)

カピバラは泳ぎの名人

のんびりして見えるカピバラですが、水のなかではとても活発です。指のあいだの水かきを使ってすいすい泳ぎ、なんと5分以上ものあいだ水中にもぐっていられるといわれています。

水は、カピバラにとって移動の手段であり、暑さをしのぐ場所であり、天敵から逃げるためのかくれ場所でもあります。危険を感じると水のなかへ飛びこんで、顔だけを出してやり過ごすこともあるんですよ。水辺は、カピバラの暮らしになくてはならない大切な場所なんですね。

出典: IUCN Red List(Hydrochoerus hydrochaeris, 2016)(参照日2026-06-15)

カピバラはなぜ温泉が好き?

冬になると、温泉につかってとろけそうな顔をするカピバラ。冬の動物園の名物として、すっかりおなじみになりましたよね。でも、もともと暖かい南米に暮らすカピバラが、なぜ温泉に入るようになったのでしょう。

カピバラ温泉が始まったのは、1982年の静岡県・伊豆シャボテン動物公園だといわれています。獣舎をお湯で洗っていたとき、飼育員さんがお湯につかってくつろぐカピバラを見つけたのがきっかけ。そこで露天風呂を作ってみたところ、カピバラが気持ちよさそうに入る姿が話題になり、全国の動物園に広がっていったんですよ。

もともと水辺で暮らし、水につかるのが大好きなカピバラ。寒い冬には、あたたかいお湯が心地よいのかもしれませんね。ゆずを浮かべた「ゆず湯」を用意する動物園もあり、冬の人気イベントになっています。

出典: 伊豆シャボテン動物公園公式「元祖カピバラの露天風呂」(参照日2026-06-15)

カピバラの保全状況

カピバラは、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで「低危険種(LEAST CONCERN)」に分類されています。すぐに絶滅する危険が高い、というランクではありません。南米の広い範囲に生息し、個体数も比較的安定していると考えられています。

とはいえ、生息地である水辺の環境が開発で失われたり、肉や皮を目的に狩られたりすることもあります。野生のカピバラがこれからも元気に暮らしていけるよう、自然環境を守っていくことが大切なんですね。

出典: IUCN Red List(Hydrochoerus hydrochaeris, 2016)(参照日2026-06-15)

日本でカピバラに会える動物園

カピバラは、日本でも多くの動物園・テーマパークで会える人気者です。ふれあい体験ができる施設や、冬に温泉が楽しめる施設もありますよ。全国の展示施設の一覧や、それぞれの最新の展示状況・アクセス・ふれあい情報は、こちらの記事でくわしくまとめています。

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ふれあいや温泉の内容は時期によって変わることがあります。おでかけ前に、各施設の公式サイトで最新情報を確認してくださいね。

カピバラのよくある質問

カピバラは本当にネズミの仲間なの?

はい、カピバラはげっ歯類(ネズミの仲間)です。ハムスターやモルモット、リスと同じグループに分類されます。そのなかでも世界でいちばん大きいため、和名では「オニテンジクネズミ(鬼天竺鼠)」と呼ばれているんですよ。

カピバラはどれくらい大きくなるの?

体長はおよそ106〜134cm、体重は大きいもので60kgを超えることもあります。中型の犬や小学校低学年の子どもくらいの重さで、ネズミの仲間とは思えない大きさなんですよ。

カピバラは泳げるの?

とても上手に泳げます。指のあいだに水かきがあり、5分以上も水中にもぐっていられるといわれています。水は移動や暑さしのぎ、天敵から逃げるための大切な場所なんですよ。

カピバラはどうして温泉に入るの?

カピバラ温泉は、1982年に静岡県の伊豆シャボテン動物公園で始まったといわれています。お湯につかってくつろぐカピバラの姿がきっかけでした。もともと水辺で暮らす動物なので、寒い冬にはあたたかいお湯が心地よいのかもしれませんね。

まとめ

この記事のまとめ
  • カピバラはテンジクネズミ科カピバラ属の動物で、世界最大のげっ歯類
  • 和名は「オニテンジクネズミ」。体重は大きいもので60kg超
  • 目・鼻・耳が顔の上に集まり、指に水かきがあるなど水辺向きの体
  • 南米の水辺に群れで暮らし、イネ科の草などを食べる草食動物
  • 泳ぎが得意で5分以上も潜水でき、温泉好きでも知られる
  • IUCNでは低危険種(LEAST CONCERN)。日本でも多くの動物園で会える

のんびりした表情と、世界最大のげっ歯類というギャップ。そして泳ぎの名人で、温泉まで楽しんでしまう――知れば知るほど魅力があふれてくるのがカピバラです。動物園で本物に会えば、そののんびりした姿にきっと癒やされるはずですよ。会いに行ける動物園は、こちらの記事でチェックしてみてくださいね。

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