ニュージーランドの国鳥として知られるキーウィ。日本で会える動物園を探していませんか?結論からお伝えすると、2026年7月時点で、日本国内でキーウィを飼育している動物園はありません。かつては大阪の天王寺動物園で飼育されていましたが、国内最後の1羽が2024年に亡くなりました。本記事では、日本での飼育の歴史と、キーウィの生態・ニュージーランドでの暮らしを紹介します。
本記事の情報は2026年7月時点のものです。飼育状況は変わる場合があります。最新情報は各動物園の公式サイトでご確認ください。
2026年現在、日本でキーウィを飼育している動物園はない
残念ながら、2026年7月時点で、日本でキーウィを飼育・展示している動物園はありません。国内で唯一キーウィを飼育していたのは大阪の天王寺動物園でしたが、飼育していた2羽が2024年に相次いで亡くなり、国内での飼育は途絶えています。
ニュージーランドはキーウィの国外への持ち出しを厳しく制限しており、新たに日本の動物園にキーウィが来る見通しは、2026年7月時点では立っていません。
出典: 天王寺動物園「キーウィの死亡について」/あべの経済新聞「天王寺動物園のキーウィ『プクヌイ』死ぬ」(参照日: 2026-07-02)
日本でキーウィが飼育されていた歴史
日本でキーウィに会えたのは、大阪の天王寺動物園だけでした。ここでは、その始まりと、国内飼育が途絶えるまでの歴史をたどります。
1970年、大阪万博をきっかけに来園
天王寺動物園にキーウィがやってきたきっかけは、1970年の大阪万博でした。当時、ニュージーランド政府から記念としてキーウィが贈られ、日本で唯一キーウィを見られる動物園として長く親しまれてきました。夜行性のキーウィは、夜行性動物舎で観察できる貴重な存在でした。
2024年、最後の2羽が相次いで死亡
晩年の天王寺動物園では、オスの「ジュン」とメスの「プクヌイ」の2羽が飼育されていました。ジュンは1982年にニュージーランドで生まれ、同年に来園。プクヌイは1988年にニュージーランドで生まれ、1991年に来園した個体で、いずれも高齢になっていました。
そして、2024年7月5日にオスのジュンが、同年8月5日にメスのプクヌイが亡くなりました。プクヌイは国内で飼育されていた最後の1羽で、この死亡により、日本の動物園からキーウィがいなくなりました。長年にわたり日本で唯一キーウィに会えた場所として、多くの来園者に親しまれた歴史に幕が下りたのです。
天王寺動物園(大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108)
公式サイト: 天王寺動物園
※現在キーウィの飼育はありません。他の動物の展示状況は公式サイトでご確認ください。
出典: 天王寺動物園「キーウィのジュンについてのお知らせ」(参照日: 2026-07-02)
キーウィとはどんな鳥?
キーウィは、ニュージーランドだけにすむ飛べない鳥で、同国の国鳥にもなっています。翼が非常に小さく退化しているため飛ぶことはできず、地面を歩き回って暮らします。丸っこい体に細長いくちばしを持つ、ぬいぐるみのような愛らしい姿が特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 英名 | Kiwi |
| 分類 | キーウィ目キーウィ科(飛べない鳥の仲間) |
| 分布 | ニュージーランドの固有種 |
| 体高 | 種により約35〜45cm前後 |
| 特徴 | 翼が退化して飛べない・夜行性・くちばしの先に鼻の穴がある |
| 食性 | ミミズや昆虫、果実など |
| 位置づけ | ニュージーランドの国鳥 |
くちばしの先で「におい」を探す
キーウィの大きな特徴のひとつが、くちばしの先端近くに鼻の穴があること。多くの鳥は視覚で獲物を探しますが、キーウィは長いくちばしを地面に差し込み、すぐれた嗅覚でミミズや昆虫を探し当てます。夜行性で、暗い森のなかを歩きながらエサを探すのに適した体のつくりになっています。
体のわりに大きな卵を産む
キーウィは、体の大きさに対してとても大きな卵を産むことでも知られています。メスの体の大きな割合を卵が占めるほどで、鳥類のなかでも際立った特徴です。ニュージーランドでは国を代表する動物として大切にされ、保護の取り組みも進められています。
キーウィに会いたいときは
前述のとおり、2026年7月時点では日本でキーウィを見ることはできません。キーウィに会いたい場合は、生息地であるニュージーランドを訪れる方法があります。現地には、キーウィを保護・展示している施設や、暗い環境でキーウィを観察できるナイトハウスを備えた施設があります。
「日本では今はもう会えない珍しい動物」や、キーウィと同じく飛べない鳥など、めずらしい動物に興味がある方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。


よくある質問(FAQ)
日本でキーウィに会える動物園はありますか?
2026年7月時点、日本でキーウィを飼育している動物園はありません。唯一飼育していた天王寺動物園の2羽が2024年に亡くなって以降、国内での飼育は途絶えています。
キーウィはどこにすんでいる鳥ですか?
キーウィはニュージーランドだけにすむ固有種で、同国の国鳥です。翼が退化して飛ぶことができず、夜行性で地面を歩いて暮らします。
なぜ日本の動物園でキーウィが見られなくなったのですか?
国内で唯一飼育していた天王寺動物園のキーウィ2羽が高齢のため2024年に相次いで亡くなり、その後、新たに導入されていないためです。ニュージーランドは国外への持ち出しを厳しく制限しています。
まとめ
キーウィの現在の飼育状況(2026年7月時点)
- 2026年現在、日本でキーウィを飼育している動物園はない
- かつて大阪の天王寺動物園が国内で唯一飼育していた(1970年の大阪万博がきっかけ)
- 晩年の2羽(ジュン・プクヌイ)が2024年に相次いで死亡し、国内飼育が途絶えた
- キーウィはニュージーランドの固有種で、飛べない夜行性の鳥・同国の国鳥
日本では今すぐキーウィに会うことはできませんが、ニュージーランドを代表する愛らしい鳥として、世界中で親しまれています。もし現地を旅する機会があれば、夜の森を歩くキーウィの姿をぜひ探してみてくださいね。


