カンムリワシに会える動物園を探していませんか?結論からお伝えすると、2026年7月時点、カンムリワシの生体を公開しているのは沖縄県の「沖縄こどもの国」と「石垣やいま村」の全国2施設です。どちらも交通事故などで保護された個体を大切に飼養しています。カンムリワシは国の特別天然記念物にも指定された、日本ではとても貴重なワシです。本記事では、公開している施設や個体の背景、生態、保護の取り組みまでをまとめました。
本記事の情報は2026年7月時点のものです。展示個体は体調により非公開になる場合があります。おでかけ前に、各施設の公式サイトで最新の展示状況や営業時間・料金をご確認ください。
カンムリワシに会える動物園・施設一覧【2026年最新】
2026年7月時点で、カンムリワシの生体を見られるのは全国で2施設です。いずれも沖縄県にあります。
| 地域 | 施設名 | 公開の形態 |
|---|---|---|
| 沖縄県(沖縄市) | 沖縄こどもの国 | アニマルゾーン(鳥類)で展示 |
| 沖縄県(石垣市) | 石垣やいま村 | 観察用ケージ+資料展示室で公開 |
【沖縄県・沖縄市】沖縄こどもの国
沖縄本島の沖縄市にある「沖縄こどもの国」は、約150種1,000点の動物を飼育する動物園と博物館が一体となった施設です。ここでは、琉球弧(南西諸島)の野生動物の保護・展示に力を入れており、カンムリワシもそのひとつとして見ることができます。
飼育しているカンムリワシについて
展示されているのは、交通事故などで傷を負い、野生に戻すことが難しいと判断された保護個体です。終生飼育をしながら、来園者に交通事故防止や保全の大切さを伝える役割を担っています。
| 施設名 | 沖縄こどもの国(Okinawa Zoo & Museum) |
|---|---|
| 住所 | 沖縄県沖縄市胡屋5-7-1 |
| 展示エリア | アニマルゾーン(鳥類) |
| 備考 | 展示状況は変わる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。 |
公式サイトはこちらです。

出典: 沖縄こどもの国 飼育展示動物一覧(zoo-palette・2025-11-03更新)/沖縄こどもの国「カンムリワシ」動物図鑑(参照日: 2026-07-02)
【沖縄県・石垣市】石垣やいま村
石垣島にある「石垣やいま村」は、八重山の古民家を移築した体験型のテーマパークです。ここでは、カンムリワシの「よんなー」を観察用のケージと資料展示室で見ることができます。よんなーは、2007年に交通事故で翼を骨折し、飛べなくなってしまった個体で、施設で終生飼養されています。カンムリワシをこれほど近くで観察できる施設は珍しく、こうした保護の取り組みは2023年に環境省から表彰されています。
石垣やいま村には、このほかにもリハビリ中のカンムリワシを収容する保護ケージがありますが、そちらは非公開です。来園者が観察できるのは「よんなー」のいる観察用ケージと資料展示室です。
| 施設名 | 石垣やいま村 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県石垣市 |
| 公開形態 | カンムリワシ観察用ケージ+資料展示室 |
| 営業時間 | 9:00〜17:30(最新は公式サイトでご確認ください) |
| 入村料 | 公式サイトの料金ページでご確認ください |
公式サイトはこちらです。
出典: 石垣やいま村「見る」(カンムリワシ)(参照日: 2026-07-02)
カンムリワシとは?生態と基本データ
カンムリワシは、東・東南アジアに広く分布するワシの仲間です。日本では沖縄固有の亜種が石垣島・西表島などの八重山諸島にのみ生息する留鳥で、名前は後頭部に生える冠(かんむり)のような羽毛に由来します。ヘビやカエル、トカゲ、カニなどの小動物や昆虫を主なエサとしています。
| 和名 | カンムリワシ |
|---|---|
| 学名 | Spilornis cheela perplexus |
| 英名 | Crested serpent eagle |
| 名前の由来 | 後頭部に白い羽毛の混じる冠羽が生えるため |
| 方言名 | マヤダン、バシントゥイ |
| 分布 | 日本では沖縄固有亜種として石垣島・西表島など八重山諸島のみ(同種の亜種はインド・台湾など東・東南アジアに広く分布) |
| 全長 | 約55cm |
| 体重 | 約800g |
| 食性 | 動物食(ヘビ・カエル・トカゲ・カニなどの小動物や昆虫類) |
| 渡り区分 | 留鳥 |
| 保全状況 | 環境省版レッドリスト 絶滅危惧ⅠA類(CR) |
| 指定 | 国指定特別天然記念物/国内希少野生動植物種 |
出典: 沖縄こどもの国「カンムリワシ」動物図鑑(参照日: 2026-07-02)
国の特別天然記念物・絶滅危惧ⅠA類の希少な鳥
カンムリワシは、環境省版レッドリストで絶滅危惧ⅠA類(CR)に分類される、絶滅の危険性が極めて高い鳥です。あわせて国の特別天然記念物にも指定されており、日本の自然を代表する貴重な猛禽(もうきん)のひとつです。八重山諸島では、道路脇で獲物を待つ間に自動車と接触する交通事故が課題となっています。
保護と普及啓発の取り組み
2024年2月には、カンムリワシの傷病救護と普及啓発を進めるため、環境省や石垣市・沖縄市・竹富町、沖縄こどもの国などが連携する協定が結ばれました。沖縄こどもの国では、毎年旧正月ごろに「カンムリワシ週間」として、交通事故防止を呼びかけるイベントも行われています。動物園や施設での展示は、こうした保全活動を広く知ってもらう入り口にもなっています。
出典: 沖縄こどもの国「カンムリワシの傷病救護及び普及啓発等の推進に関する連携協定書の締結について」(2024-02-21)/沖縄こどもの国「2026カンムリワシ週間イベント」(参照日: 2026-07-02)
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よくある質問(FAQ)
カンムリワシに会える動物園はどこですか?
2026年7月時点、カンムリワシの生体を公開しているのは沖縄県の「沖縄こどもの国」と「石垣やいま村」の全国2施設です。いずれも交通事故などで保護され、野生に戻すのが難しい個体を飼養しています。
カンムリワシは日本のどこにすんでいますか?
日本では、沖縄県の石垣島・西表島など八重山諸島にのみすむ留鳥です。同じ種の別亜種は、インドや台湾など東・東南アジアにも広く分布しています。
カンムリワシはなぜ貴重なのですか?
環境省版レッドリストで絶滅危惧ⅠA類(CR)に分類され、国の特別天然記念物にも指定されているためです。八重山諸島でのみ見られる希少な猛禽です。
まとめ
カンムリワシに会える施設(2026年7月時点)
- 生体を公開しているのは「沖縄こどもの国」と「石垣やいま村」の全国2施設
- いずれも交通事故などで保護され、野生復帰が難しい個体を飼養
- 石垣やいま村では保護個体「よんなー」を観察ケージ+資料展示室で公開
- 環境省版レッドリスト 絶滅危惧ⅠA類(CR)・国の特別天然記念物
- 日本では石垣島・西表島など八重山諸島にのみすむ貴重な留鳥
日本でカンムリワシに会える場所はごく限られています。沖縄こどもの国や石垣やいま村を訪れる際は、この貴重な猛禽が置かれている状況にも思いをはせながら、ゆっくり観察してみてくださいね。おでかけ前には、公式サイトで最新の展示状況や営業時間・料金を確認しておくと安心です。


