東京・江戸川区にある葛西臨海水族園は、クロマグロの大群泳で知られる東京都立の水族館です。入園料は一般700円。小学生以下と、都内在住・在学の中学生は無料です。さらにダイヤと花の大観覧車のチケットを見せると入園料が2割引になります。
割引は逆方向にもあって、水族園のチケットを見せると観覧車が1割引。率が違うので、どちらを先にするかで同じ日の合計が変わります。料金と割引を入り口に、開園時間・休園日・アクセス、障害者手帳をお持ちの方の入園、2028年に予定されている新水族園へのリニューアルまで、行く前に決めておきたいことを順に見ていきます。
葛西臨海水族園の基本情報(料金・開園時間・休園日)
葛西臨海水族園は、東京都が設置し、公益財団法人東京動物園協会が運営する水族館です。行く日と時間を決めるのに欠かせない数字から、先に押さえておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 〒134-8587 東京都江戸川区臨海町6-2-3 |
| 開園時間 | 9:30〜17:00(入園券・年間パスポートの販売は16:00まで) |
| 休園日 | 毎週水曜日(祝日等の場合は翌日)/年末年始(12/29〜1/1) |
| 電話 | 03-3869-5152 |
| 運営 | 東京都/公益財団法人東京動物園協会 |
出典: 東京ズーネット「開園時間・休園日・入園料」(参照日: 2026-06-26)
休園日は基本的に水曜日です。ただし水曜日が祝日・振替休日・都民の日にあたる場合は、その翌日が休園日に振り替わります。反対に一部の水曜日は開園することもあるので、水曜日に行くなら開園日カレンダーを見てから決めると確実です。
時間のほうにも締切があります。閉園は17時ですが、入園も、入園券・年間パスポートの販売も16時まで。16時を過ぎると開園中でも入れないので、夕方に寄るつもりなら逆算して動きましょう。
入園料金(一般・65歳以上・中学生)
葛西臨海水族園の入園料金は、都立施設らしく良心的な設定です。個人料金は以下のとおりです。
| 区分 | 個人 | 団体(20名以上) |
|---|---|---|
| 一般 | 700円 | 560円 |
| 65歳以上 | 350円 | 280円 |
| 中学生 | 250円 | 200円 |
| 小学6年生まで | 無料 | — |
| 都内在住・在学の中学生 | 無料 | — |
出典: 東京ズーネット「開園時間・休園日・入園料」(参照日: 2026-06-26)
65歳以上の料金で入るときは、年齢の証明となるものを持っていきましょう。入園券のほうには有効期限がないので、買った当日に入園しなくても後日そのまま使えます。ただし払戻しと再発行はできず、券種(一般・65歳以上・中学生などの箇所)が判別できないほど傷んだ券も使えません。
無料で入園できる人・無料開園日
葛西臨海水族園は東京都立の施設のため、小学6年生までの子どもと、都内在住または在学の中学生は入園無料です。子ども連れのご家庭にとってはうれしいポイントですね。さらに、年に数回、誰でも無料で入園できる「無料開園日」も設けられています。
誰でも無料で入園できる日
- みどりの日(5月4日)
- 都民の日(10月1日)
- 開園記念日(10月10日)
条件つきで無料になる日
- こどもの日(5月5日)… 中学生が無料
- 老人週間(9月15日〜9月21日)の開園日 … 60歳以上の方とその付添者1名が無料
老人週間は「期間中の開園日」が対象です。9月16日は水曜日で休園なので、対象になるのは9月15日・17日・18日・19日・20日・21日の6日間になります。
出典: 東京ズーネット「開園時間・休園日・入園料」/開園日カレンダー(参照日: 2026-09-06)
大観覧車チケットの提示で入園料が2割引(相互割引)
葛西臨海水族園とダイヤと花の大観覧車には、おたがいのチケットを見せると安くなる相互割引があります。大観覧車のチケットをチケット売り場の窓口に提示すると、大観覧車チケット1枚につき1名が2割引。反対に、水族園のチケットを大観覧車の販売窓口に提示すると観覧車が1割引になります。
ここで効いてくるのが、2割引と1割引で率が違うことです。同じ日に両方まわるなら割引の大きいほうを後に残す、つまり先に大観覧車へ乗ってから水族園に入るほうが合計は安くなります。
| まわる順番 | 大観覧車 | 入園料(一般) | 合計 |
|---|---|---|---|
| 先に大観覧車 → 水族園 | 800円 | 560円(2割引) | 1,360円 |
| 先に水族園 → 大観覧車 | 720円(1割引) | 700円 | 1,420円 |
| 割引を使わない場合 | 800円 | 700円 | 1,500円 |
公式が案内しているのは「2割引」「1割引」という率だけです。表の金額と差額は、大観覧車800円・入園料700円をもとにした当社計算になります。
出典: 東京ズーネット「開園時間・休園日・入園料」/ダイヤと花の大観覧車 公式サイト(参照日: 2026-09-06)
差は1人あたり60円、4人なら240円です。金額そのものは小さいものの、順番を決めるだけで生まれる差なので、両方まわる予定なら観覧車から乗るほうがおすすめです。ひとつ気をつけたいのは、水族園側の割引が大観覧車チケット1枚につき1名という数え方であること。家族4人ぶんを2割引にするなら、大観覧車のチケットも4枚必要になります。
ただし時間には条件があって、水族園の開園は9時30分に対し、同じ葛西臨海公園にある大観覧車の営業開始は10時(平日は19時まで、土日祝は20時まで)なので、観覧車を先にすると水族園の開園と同時には入れず、朝いちばんに館内をまわりたい方には向きません。入園の受付は16時まであり、観覧車の所要時間も約17分ですから、10時に乗ってから水族園へ向かっても時間は足ります。繁忙時には待ち時間によって、観覧車のチケット販売と乗車受付の終了が早まることもあるため、観覧車を後に回す日ほど時間には余裕をみておきましょう。
出典: ダイヤと花の大観覧車「営業時間のご案内」(参照日: 2026-09-06)
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 一般(3歳以上) | 800円 |
| 団体(20名以上) | 720円 |
| シルバー(70歳以上) | 400円 |
| 障がい者 | 350円 |
シルバー料金には年齢を証明する身分証明書が、障がい者料金には各種障害者手帳の提示が必要で、どちらもチケット販売窓口で申し出る形です。障がい者料金の場合は、16歳以上の付き添いの方も1名まで350円になります。
観覧車そのものは所要時間が約17分、地上高117mで、6人乗りのゴンドラが68台。相席がないので、1台のゴンドラをカップルや家族だけで使えます。未就学の子どもはひとりでは利用できず、16歳以上の付添いの方(有料)が必要です。ペットの持ち込み(同乗)はできません。
年間パスポートはお得?
何度も訪れたい方には年間パスポートがおすすめです。1年間、開園日であれば何度でも入園できます。
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 一般(高校生以上) | 2,800円 |
| 65歳以上 | 1,400円 |
出典: 東京ズーネット「葛西臨海水族園の年間パスポート」(参照日: 2026-06-26)
一般の入園料は700円なので、4回でちょうど2,800円と同額、5回目から得になります(当社計算)。65歳以上も350円×4回で1,400円と同額なので、得になる回数の境目は同じです。年5回以上行く見込みがあるなら、年間パスポートを選ぶとよいでしょう。
有効期間は購入日から1年間です。年間パスポートは上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園の4種類に分かれていて、園ごとに別々。水族園の年間パスポートは水族園で買う形になります。なお販売は入園券と同じく16時までで、払戻しと再発行はできません。
アクセス(葛西臨海公園駅から徒歩5分)
葛西臨海水族園は、JR京葉線「葛西臨海公園」駅から徒歩約5分と、駅からのアクセスがとても良い立地です。駅を出ると葛西臨海公園が広がっており、園内を進んだ先に水族園があります。
主なアクセス
- 電車:JR京葉線「葛西臨海公園」駅 下車、徒歩約5分
- 車:葛西臨海公園の有料駐車場を利用(公園管理)
駐車場の料金・台数やバス便の詳細は変更される場合があります。最新情報は公式サイトおよび葛西臨海公園の案内でご確認ください。
休日や繁忙期は駐車場が満車になることもあります。事前に予約できる駐車場を確保しておくと安心です。
障害のある方・車いすの方へ(手帳の提示で無料)
身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、手帳の提示で入園無料です。付添の方も原則1名まで無料になります。障害者手帳アプリ「ミライロID」も使えます。
入り方が通常と少し違って、手帳をお持ちの方と付添者1名は入園券を購入せず、そのまま券売機の先の改札口へ進み、そこで手帳を提示する形です。お申し出等は不要なので、当日そのまま入園改札へ向かえば大丈夫。
ただし、ひとつだけ気をつけたい線引きがあります。
各種受給者証の提示では入園料無料となりません。無料になるのは上に挙げた4種類の手帳(およびミライロID)の提示だけなので、受給者証しかお持ちでない場合は通常どおり入園券が必要です。
車いすは園内で借りられます。貸出は無料・先着順で15台、予約は受け付けていないので、確実に使いたい日は早めの時間に着いておくと安心です。
車いすで移動できない場所が3か所あります
- 「ペンギンの生態」エリア階段下の水槽展示部分
- 「東京の海」エリアにある階段上の通路
- 「発光生物」
回る順番を考えるときは、この3か所を先に頭に入れておくと当日あわてずにすみます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 貸出車いす | 15台・無料・先着順(予約不可) |
| 車いすの貸出場所 | 正門/チケット売り場/案内カウンター(本館2階) |
| 補助犬 | 盲導犬・聴導犬・介助犬の同伴可 |
| バリアフリートイレ | 園内のすべてのトイレ |
| オストメイト対応トイレ | チケット売り場横 |
| ユニバーサルシート | 本館2階のトイレ |
| カームダウンスペース | 本館2階のエスカレーター横 |
| センサリーグッズ | 案内カウンター(本館2階)で無料貸出・本館内のみ |
館内の刺激から一時的に離れて休みたいときのために、カームダウンスペースが本館2階のエスカレーター横に用意されています。感覚過敏のある方が落ち着ける場所です。センサリーグッズの貸出もあり、受付は案内カウンター(本館2階)です。音の刺激を和らげるイヤーマフや、気持ちを落ち着かせる効果が期待できるオイルタイマーなどを、無料・先着順で借りられます。利用できるのは本館内のみです。
クワイエットアワー(音や光などの刺激をできるだけおさえた静かな時間帯)
- 日にち … 2026年11月10日(火)/2027年1月12日(火)/3月9日(火)
- 時間 … 13時〜16時30分
刺激の少ない環境で見てまわりたい方は、この日にちに合わせると過ごしやすくなります。
先に触れたダイヤと花の大観覧車も、各種障害者手帳の提示で350円になり、16歳以上の付き添いの方も1名まで350円です。水族園と観覧車をまとめて計画するときは、こちらもあわせて覚えておくとよいでしょう。
出典: 東京ズーネット「開園時間・休園日・入園料」/東京ズーネット 葛西臨海水族園 バリアフリー情報(参照日: 2026-09-06)
葛西臨海水族園の見どころ
名物・クロマグロの大群泳
葛西臨海水族園といえば、なんといってもクロマグロの大群泳です。ドーナツ型の大水槽の中を、銀色に輝くクロマグロが群れをなして泳ぎ回る様子は迫力満点。水槽をぐるりと囲むように観覧できるので、どの角度からも泳ぐ姿を間近に楽しめます。これだけの規模でクロマグロの群泳を見られる施設は、国内でもめずらしい存在です。
屋外の広いプールでのびのび暮らすペンギン
屋外の広いプールでは、ペンギンたちがのびのびと暮らす様子を観察できます。水中を矢のように泳ぐ姿も、陸上をよちよち歩く姿も見られて、子どもから大人まで楽しめる人気のエリアです。
「東京の海」「世界の海」を体感
東京湾や小笠原など、身近な「東京の海」の魚を紹介するエリアや、世界各地の海をテーマにしたエリアもあります。地元・東京の海の豊かさを知ることができるのは、東京都立の水族園ならではの魅力です。
展示する生きものの種類や水槽の内容は、季節や時期によって変わることがあります。お目当ての展示がある場合は、来園前に公式サイトの最新情報を確認しておくと安心です。
新水族園へのリニューアル(2028年開園予定)
葛西臨海水族園は開園から30年以上が経ち、水槽のアクリルパネルや設備の老朽化が進んでいます。これを受けて東京都は、新しい水族園への建て替え(リニューアル)を進めています。お出かけを計画している方は、現在の状況を知っておくと安心です。
新水族園リニューアルのポイント
- 新しい水族園は令和10(2028)年9月の開園を予定(当初は2026年度開園を目標としていたが変更)
- 新施設が開園するまでは、現在の水族園が引き続き営業している
- 名物のクロマグロの大群泳は、新水族園でも継続して展示される予定
出典: 東京都建設局「葛西臨海水族園のリニューアルについて」(参照日: 2026-06-26)
現施設の最終営業日や、新施設への切り替えにともなう休園スケジュールは、今後あらためて発表される見込みです。最新の開園・休園情報は、必ず公式サイトでご確認のうえお出かけください。
よくある質問(FAQ)
葛西臨海水族園の入園料はいくらですか?
個人料金は一般700円、65歳以上350円、中学生250円です。小学6年生までの子どもと、都内在住・在学の中学生は無料です。さらに大観覧車のチケットを提示すると、チケット1枚につき1名が2割引になります。
休園日はいつですか?
毎週水曜日が休園日です(水曜が祝日・振替休日・都民の日の場合は翌日)。加えて年末年始(12月29日〜1月1日)も休園です。
最寄り駅はどこですか?
JR京葉線「葛西臨海公園」駅です。駅から水族園までは徒歩約5分で、葛西臨海公園の中を通って向かいます。
水族園はなくなってしまうのですか?
なくなるわけではなく、新しい水族園へのリニューアルが予定されています。新水族園は2028年9月開園予定で、それまでは現在の水族園が営業を続けています。名物のクロマグロの群泳も新施設で継続される予定です。最新の営業状況は公式サイトでご確認ください。
まとめ
葛西臨海水族園のポイント
- 入園料は一般700円、小学生以下・都内在住在学の中学生は無料の都立料金
- 大観覧車のチケット提示で入園料が2割引(チケット1枚につき1名)。先に観覧車へ乗るほうが合計は安い(当社計算)
- 障害者手帳の提示で本人と付添1名が無料。各種受給者証では無料にならない
- 開園は9:30〜17:00、ただし入園と券の販売は16時まで。休園日は基本的に水曜日と年末年始
- JR京葉線「葛西臨海公園」駅から徒歩約5分でアクセス良好
- 名物はクロマグロの大群泳。ペンギンや「東京の海」も見どころ
- 2028年9月に新水族園へリニューアル予定。それまでは現施設で営業中
葛西臨海水族園は、駅近で料金もお手ごろ、見ごたえのあるクロマグロの大群泳が楽しめる、東京を代表する水族館のひとつです。大観覧車との相互割引や手帳の提示による無料入園まで押さえておけば、当日に迷うところがほとんどなくなります。リニューアルを控えた今の水族園の姿を、ぜひ一度見に行ってみてはいかがでしょうか。お出かけ前には、料金や営業日の最新情報を公式サイトで確認してから向かうのがおすすめです。
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