コビトカバに会いに行きませんか?2026年現在、日本でコビトカバを見られる動物園は6か所です。「世界三大珍獣(※俗称)」のひとつとして知られる希少動物で、2025年は上野動物園で2頭も赤ちゃんが誕生し話題になりました。本記事では、6施設の最新個体情報・展示場所・見学のコツをまとめています。参考にしてみてくださいね。

コビトカバとは(特徴・生態)
コビトカバは「世界三大珍獣(※俗称)」のひとつとして知られる西アフリカ原産の草食動物です。名前のとおり、カバの仲間でありながら体重は約180〜275kgと普通のカバの約1/10。体高も約75〜100cmと低く、森の中でひっそりと暮らしています。
「世界三大珍獣」はオカピ・コビトカバ・ジャイアントパンダを指す俗称であり、公的な定義はありません。動物の珍しさや希少性を表す一般的な表現としてよく使われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Choeropsis liberiensis |
| 分類 | 偶蹄目カバ科 |
| 体長 | 約150〜177cm |
| 体高(肩) | 約75〜100cm |
| 体重 | 約180〜275kg(カバの約1/10) |
| 生息地 | 西アフリカ(ナイジェリア・リベリア等) |
| 食性 | 草食(草・葉・果実・水草等) |
| 活動 | 夜行性傾向・単独行動 |
| 繁殖 | 妊娠約6〜7か月、1産1子 |
| 保全状況 | EN(絶滅危惧IB類)- IUCNレッドリスト |
出典: IUCNレッドリスト(公式)・上野動物園 コビトカバ(公式)(参照日: 2026-06-24)
カバよりも陸上生活が得意
普通のカバは一日の多くを水中で過ごしますが、コビトカバは水よりも陸での生活時間が長いのが特徴です。密林の中に暮らし、単独でひっそりと行動します。野生での観察が非常に難しいため、生態の多くがまだ解明されていません。
野生個体数は5,000頭以下・EN(絶滅危惧)
野生のコビトカバは多くても5,000頭程度と推定されており(減少傾向)、IUCNレッドリストではEN(絶滅危惧IB類)に指定されています。森林伐採による生息地の消失が最大の脅威となっています。動物園での繁殖は野生個体群の保全に重要な役割を果たしています。
コビトカバがいる動物園(2026年最新・6施設)
2026年6月時点、国内でコビトカバを飼育しているのは6施設です。2025年は上野動物園で2頭の赤ちゃんが誕生するなど、国内での繁殖が活発になっています。以下で施設別に紹介します。
【関東】恩賜上野動物園(東京都台東区)
上野動物園では2026年6月時点で4頭のコビトカバを飼育しています。2025年3月に♂コブシ、2025年12月に♀イロハが誕生し、一気ににぎやかになりました。なお、2頭の父であるモトモトは繁殖目的で大阪のニフレルから来園していましたが、2026年5月25日にニフレルへ帰還しています。コビトカバは西園の「コビトカバ舎」で展示されています。
【2025年生まれの赤ちゃん情報】
♂コブシ(2025年3月14日生・父モトモト・母ナツメ)と♀イロハ(2025年12月25日生・父モトモト・母モミジ)が相次いで誕生。13年ぶりとなる出産で話題になりました。父モトモトは2026年5月にニフレルへ帰還しています。
| 名前 | 性別 | 生年月日 | 特記 |
|---|---|---|---|
| モミジ | ♀ | 2003年11月20日 | イロハの母 |
| ナツメ | ♀ | 2011年6月22日 | コブシの母 |
| コブシ | ♂ | 2025年3月14日 | 2025年誕生の赤ちゃん |
| イロハ | ♀ | 2025年12月25日 | 2025年誕生の赤ちゃん |
恩賜上野動物園
住所: 東京都台東区上野公園9-83
公式サイト: 恩賜上野動物園(公式)
※営業時間・入園料は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
※販売状況・価格は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください
【中部】名古屋市東山動植物園(愛知県名古屋市千種区)
東山動植物園では2026年6月時点で2頭を飼育しています。♀コユリは2011年に上野から、♂ミライは2018年にいしかわ動物園から来園しました。2023年7月にはコユリが出産しましたが、残念ながら赤ちゃんは亡くなりました。2頭の相性はよく、今後の繁殖にも期待が寄せられています。
| 名前 | 性別 | 生年月日 | 特記 |
|---|---|---|---|
| コユリ | ♀ | 2009年6月22日 | 上野から2011年転入 |
| ミライ | ♂ | 2016年12月23日 | いしかわ動物園から2018年転入 |
名古屋市東山動植物園
住所: 愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
公式サイト: 名古屋市東山動植物園(公式)
※営業時間・入園料は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
※販売状況・価格は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください
【中部】いしかわ動物園(石川県能美市)
いしかわ動物園では2026年6月時点で3頭を飼育しています。♀ヤスコは2021年にいしかわで生まれた個体です。2018年にはオスのミライが東山動植物園へ転出しましたが、引き続き3頭体制で展示されています。
| 名前 | 性別 | 生年月日 | 特記 |
|---|---|---|---|
| ヒカル | ♂ | — | — |
| ノゾミ | ♀ | — | — |
| ヤスコ | ♀ | 2021年3月26日 | いしかわ生まれ |
いしかわ動物園
住所: 石川県能美市字前坂町丑37-1
公式サイト: いしかわ動物園(公式)
※営業時間・入園料は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
【近畿】ニフレル(大阪府吹田市)
ニフレルでは2026年6月時点で2頭のコビトカバを飼育しています。♀フルフルはシンガポール動物園生まれ(2012年12月17日生)。♂モトモトは2023年3月に上野へ繁殖目的で出向していましたが、2026年5月25日にニフレルへ帰還しました。ミニカバは成獣になると単独行動するため、フルフルとモトモトは交代で展示されています。
| 名前 | 性別 | 生年月日 | 特記 |
|---|---|---|---|
| フルフル | ♀ | 2012年12月17日 | シンガポール動物園生まれ |
| モトモト | ♂ | 2013年7月9日 | 2023年3月上野へ出向・2026年5月25日帰還。フルフルと交代展示 |
ニフレル
住所: 大阪府吹田市千里万博公園2-1
公式サイト: ニフレル(公式)
※営業時間・入園料は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
※販売状況・価格は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください
【近畿】アドベンチャーワールド(和歌山県西牟婁郡白浜町)
アドベンチャーワールドでは2026年6月時点で1頭のコビトカバを飼育しています。♀テンテンは2021年6月18日にニフレルで生まれ、2025年4月7日にアドベンチャーワールドに来園しました。以前飼育していた♀サクラは2020年10月に亡くなり、テンテンの来園でコビトカバ展示が再開されました。
| 名前 | 性別 | 生年月日 | 特記 |
|---|---|---|---|
| テンテン | ♀ | 2021年6月18日 | ニフレルより2025年4月7日来園 |
アドベンチャーワールド
住所: 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399
公式サイト: アドベンチャーワールド(公式)
※営業時間・入園料は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
【近畿】神戸どうぶつ王国(兵庫県神戸市中央区)
神戸どうぶつ王国では2026年6月時点で3頭を飼育しています。♂タムタムは2019年生まれでニフレルから来園、2025年7月9日には♀コウメとの間に赤ちゃん(ウタ)が誕生しました。
| 名前 | 性別 | 生年月日 | 特記 |
|---|---|---|---|
| コウメ | ♀ | 2006年1月28日 | ウタの母 |
| タムタム | ♂ | 2019年2月21日 | ニフレルより2020年7月来園・ウタの父 |
| ウタ | ♀ | 2025年7月9日 | 2025年誕生の赤ちゃん |
神戸どうぶつ王国
住所: 兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
公式サイト: 神戸どうぶつ王国(公式)
※営業時間・入園料は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
Related goods
もちもちのコビトカバ
森のなかでひっそりと暮らすコビトカバを、ぬいぐるみのようにふんわりと描いたイラストグッズ。Tシャツ・ステッカー・マグカップを SUZURI で取扱中です。
ミニマル動物デザイン もちアニマル / @mochianimal_jp
※販売状況・価格は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください
コビトカバを見に行くポイント
夕方〜夜間の展示施設ではより活発な姿が見られることも
コビトカバは夜行性傾向のため、夕方以降の展示施設や夜間公開イベントでは活発に動く姿が見られることがあります。通常の昼間展示では水槽の中でじっとしていることもありますが、エサの時間帯(午前〜午後)に合わせて訪れると動きを観察しやすいです。
カバとの違いに注目してみよう
コビトカバを見るときは「普通のカバとの違い」に注目してみましょう。体が小さいだけでなく、眼や鼻の位置が横よりも前寄りについており、顔の形がカバとは異なります。水の中よりも陸を歩くことを好むため、展示場での動きも違います。
よくある質問(FAQ)
コビトカバはどこで見られますか?
2026年6月時点、国内でコビトカバを見られるのは上野動物園(東京・4頭)、東山動植物園(愛知・2頭)、いしかわ動物園(石川・3頭)、ニフレル(大阪・2頭)、アドベンチャーワールド(和歌山・1頭)、神戸どうぶつ王国(兵庫・3頭)の6か所です。
コビトカバとカバはどう違いますか?
コビトカバは体重がカバの約1/10(180〜275kg)と小さく、水よりも陸での生活時間が長い点が大きな違いです。普通のカバは集団で水中生活しますが、コビトカバは単独で森の中を歩き回ります。顔の形も、カバと比べてやや細長く、眼や鼻が前向きについています。
コビトカバの保全状況は?
コビトカバはIUCNレッドリストでEN(絶滅危惧IB類)に指定されています。野生個体数は多くても5,000頭程度(減少傾向)と推定されており、森林伐採による生息地の消失が最大の脅威です。動物園での繁殖が野生個体群保護に重要な役割を果たしています。
まとめ
2026年6月時点、国内でコビトカバに会える動物園は6か所(計15頭前後)です。
- 恩賜上野動物園(東京都台東区): 4頭飼育・2025年に2頭誕生
- 名古屋市東山動植物園(愛知県名古屋市): 2頭飼育・コユリ&ミライ
- いしかわ動物園(石川県能美市): 3頭飼育
- ニフレル(大阪府吹田市): 2頭飼育・フルフル&モトモト(交代展示)
- アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町): 1頭飼育・テンテン(2025年4月来園)
- 神戸どうぶつ王国(兵庫県神戸市): 3頭飼育・2025年7月に赤ちゃん誕生
同じ「世界三大珍獣(※俗称)」のオカピについてはこちらの記事もどうぞ。

本記事の情報は2026年6月時点のものです。各動物園の展示状況・個体情報は変更になる場合があります。来園前に必ず各動物園の公式サイトまたは公式SNSでご確認ください。


