オカピに会いに行きませんか?2026年現在、日本でオカピを見られる動物園は2か所です。ズーラシア(横浜)と金沢動物園(横浜)で飼育されており、2024年には赤ちゃんも誕生しています。本記事では、2施設の最新個体情報・展示場所・見学のコツをまとめています。参考にしてみてくださいね。

本記事の情報は2026年6月時点のものです。各動物園の展示状況・個体情報は変更になる場合があります。来園前に必ず各動物園の公式サイトまたは公式SNSでご確認ください。
オカピとは(特徴・生態)
オカピは「世界三大珍獣(※俗称)」のひとつとして知られる大型の草食動物です。後脚と臀部に白黒のシマウマ様の縞模様があり、遠目にはシマウマのように見えますが、実はキリン科の動物です。現在でもキリンの近縁種として知られ、約1,500万年前に共通の祖先から分岐しました。
「世界三大珍獣」はオカピ・コビトカバ・ジャイアントパンダを指す俗称であり、公的な定義はありません。動物の珍しさや希少性を表す一般的な表現としてよく使われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Okapia johnstoni |
| 分類 | 偶蹄目キリン科オカピ属(単型属) |
| 体長 | 約190〜250cm |
| 体高(肩) | 約150〜170cm |
| 体重 | 約200〜350kg |
| 生息地 | コンゴ民主共和国東部のみ(固有種) |
| 食性 | 草食(木の葉・草・果実・泥炭など) |
| 活動 | 主に昼行性・単独行動 |
| 繁殖 | 妊娠約14〜15か月、1産1子 |
| 保全状況 | EN(絶滅危惧IB類)- IUCNレッドリスト |
出典: IUCNレッドリスト(公式)・WEB動物図鑑 ikimonopedia(参照日: 2026-06-24)
キリン科なのにシマウマ模様
オカピの後脚から臀部にかけての白黒縞は、密林での光と影の中でカモフラージュになると考えられています。首が長いキリンとは体型が全く異なりますが、分類上は同じキリン科。現在知られている唯一のキリン科の近縁種です。
35〜45cmの長い舌で耳まで掃除できる
オカピの舌は約35〜45cmと非常に長く、自分の耳の内側を舌で掃除することができます。高い木の葉を器用にむしり取るのにも使います。動物園でもエサやりの際にこの長い舌を見ることができます。
野生では謎に包まれた動物
オカピは非常に臆病で単独行動するため、野生での観察が難しく、生態の多くがまだ解明されていません。生息地はコンゴ民主共和国東部のイトゥリ熱帯雨林のみで、野生推定個体数は3,900〜6,350頭(2013年IUCN評価)。森林伐採や密猟による生息地の縮小が続いており、IUCNレッドリストではEN(絶滅危惧IB類)に指定されています。
オカピがいる動物園(2026年最新・2施設)
2026年6月時点、国内でオカピを飼育しているのは2施設(計5頭)です。なお、上野動物園のオスのトトが2023年7月8日に亡くなり、上野での飼育は終了しました。以下で施設別に紹介します。
【関東】よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市旭区)
ズーラシアでは2026年6月時点で4頭のオカピを飼育しています。2024年7月30日には父バカーリ・母ララの間に赤ちゃんのフラハが誕生し、現在は4頭体制です。「アフリカのサバンナ」ゾーンで展示されており、比較的近くで観察できます。
| 名前 | 性別 | 生年 | 特記 |
|---|---|---|---|
| バカーリ | ♂ | 2015年9月24日 | フラハの父・2020年11月に上野より来園 |
| ホダーリ | ♂ | 2001年 | — |
| ララ | ♀ | 2014年12月10日 | フラハの母 |
| フラハ | ♀ | 2024年7月30日 | 最新の赤ちゃん個体 |
よこはま動物園ズーラシア
住所: 神奈川県横浜市旭区上白根町1175-1
公式サイト: よこはま動物園ズーラシア(公式)
※営業時間・入園料は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
【関東】金沢動物園(神奈川県横浜市金沢区)
金沢動物園では2026年6月時点で1頭のオカピを飼育しています。♂キィヤンガは1996年生まれで、2026年現在約30歳の高齢個体です。飼育下の長寿個体として注目されています。
| 名前 | 性別 | 生年 | 特記 |
|---|---|---|---|
| キィヤンガ | ♂ | 1996年 | 約30歳の高齢個体 |
金沢動物園
住所: 神奈川県横浜市金沢区釜利谷東5-15-1
公式サイト: 金沢動物園(公式)
※営業時間・入園料は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
オカピを見に行くポイント
午前中が観察のチャンス
オカピは主に昼行性ですが、午前中から活動的なことが多く、エサをもらう時間帯(午前中が多い)は動きを見やすいです。夏の暑い時間帯は室内に引っ込んでいることもあるため、午前中の来園がおすすめです。
長い舌に注目してみよう
オカピの最大の見どころは約35〜45cmの長い舌です。木の枝に取り付けられたエサをむしり取る姿や、自分の耳を舌で掃除する姿が見られることも。展示場には枝にさしたにんじんや葉っぱが用意されていることが多いので、舌を長く伸ばした瞬間を狙ってみましょう。
縞模様はよく見るとキリン科らしい色
後脚の縞模様はパッと見るとシマウマのようですが、全体の毛色は濃い赤褐色。このコントラストが遠くから見るとシマウマ柄に見えます。よく見ると、頭はキリンに近い形をしているのがわかります。
よくある質問(FAQ)
オカピはどこで見られますか?
2026年6月時点、国内でオカピを見られるのはよこはま動物園ズーラシア(神奈川・4頭)と金沢動物園(神奈川・1頭)の2か所です。両施設は神奈川県横浜市内にあり、同日に訪れることも可能です。
上野動物園にもオカピがいますか?
以前は上野動物園でもオカピが飼育されていましたが、2023年7月8日にオスのトトが亡くなり、現在は飼育を終了しています。2026年6月時点では上野でオカピを見ることはできません。
オカピはキリンの仲間ですか?
はい、オカピはキリン科の動物です。キリンの現生の近縁種として唯一知られており、約1,500万年前に共通の祖先から分岐したとされています。見た目はシマウマに似た縞模様がありますが、シマウマとは別の系統です。
オカピの保全状況は?
オカピはIUCNレッドリストでEN(絶滅危惧IB類)に指定されています。コンゴ民主共和国の森林伐採や武装勢力による密猟が主な脅威で、野生個体数は3,900〜6,350頭(2013年IUCN評価)と推定されています。コンゴ東部にはユネスコ世界遺産「オカピ野生生物保護区」があり、保護活動が行われています。
まとめ
2026年6月時点、国内でオカピに会える動物園は2か所(計5頭)です。
- よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市旭区): 4頭飼育・2024年生まれのフラハも
- 金沢動物園(神奈川県横浜市金沢区): 1頭飼育・約30歳のキィヤンガ
どちらも神奈川県横浜市内にあるため、同日に訪れることも可能です。世界三大珍獣のひとつとして知られるオカピに、ぜひ会いに行ってみてくださいね。コビトカバも含めた「世界三大珍獣」特集はこちらの記事もどうぞ。



