タスマニアデビルに日本で会える動物園を探していませんか?2026年現在、日本でタスマニアデビルを見られるのは東京の多摩動物公園だけです。一時は国内で飼育が途絶えていましたが、2024年3月に新しい個体が公開され、ふたたび会えるようになりました。本記事では、最新の展示情報と、タスマニアデビルの生態・絶滅の危機について紹介しています。
本記事の情報は2026年6月時点のものです。展示状況・個体情報は変わる場合があります。来園前に多摩動物公園の公式サイトでご確認ください。
タスマニアデビルがいる動物園は多摩動物公園だけ
2026年6月時点、日本でタスマニアデビルを飼育・展示しているのは東京都の多摩動物公園だけです。タスマニアデビルは絶滅が心配される動物で、オーストラリア国外での飼育例はとても少なく、日本でも多摩動物公園でしか見ることができません。
【東京都】多摩動物公園(2024年に新個体を公開)
多摩動物公園は2016年からタスマニアデビルを飼育してきましたが、来園していたオスの「テイマー」が2023年10月に亡くなり、いったん国内での飼育が途絶えました。その後、2024年3月14日から、新しく来園したメス2頭の一般公開が始まりました。この2頭は同年2月14日に来園した個体で、オーストラリアの州政府が運営する保護施設からやってきました。
この2頭は、絶滅を防ぐための「セイブ・ザ・タスマニアデビル・プログラム」の一環として、海外で種の魅力を伝える役割を担う個体です。展示場所は多摩動物公園のオーストラリア園です。
出典: TOKYO MX+「日本で唯一 多摩動物公園で『タスマニアデビル』の公開始まる」・東京新聞「絶滅危惧種・タスマニアデビルが来園」(参照日: 2026-06-26)
多摩動物公園
住所: 東京都日野市程久保7-1-1
公式サイト: 多摩動物公園(東京ズーネット)
※開園時間・入園料は変更になる場合があります。最新情報・個体の名前などは公式サイトでご確認ください。
これまで多摩動物公園にいたタスマニアデビル
多摩動物公園では、2016年に来園したオスの「テイマー」「ダーウェント」などが飼育されていました。2016年の来園は、日本でタスマニアデビルが公開されるのは約20年ぶりのことで、大きな話題になりました。その後、個体の死亡により飼育が途絶えましたが、2024年の新個体公開で再び会えるようになっています。
過去にタスマニアデビルがいた動物園
多摩動物公園のほかにも、過去にはタスマニアデビルを展示していた動物園がありました。
- 天王寺動物園(大阪府): 日本で初めてタスマニアデビルを公開した動物園。1984年〜1991年に展示。
- 円山動物園(北海道): 日本で2番目に公開した動物園。1988年〜1996年に展示。
これらの施設では現在タスマニアデビルの展示はありません。2026年6月時点で会えるのは多摩動物公園だけです。
タスマニアデビルとはどんな動物?(生態)
タスマニアデビルは、オーストラリアのタスマニア島だけにすむ有袋類です。カンガルーやコアラと同じく、おなかの袋(育児嚢)で子どもを育てる仲間で、現生では最大の肉食有袋類として知られています。体は小型犬ほどの大きさですが、体格の割にとても強い力であごをかみ合わせることができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 和名 | タスマニアデビル |
| 英名 | Tasmanian devil |
| 学名 | Sarcophilus harrisii |
| 分類 | 有袋類(フクロネコ目フクロネコ科) |
| 分布 | オーストラリア・タスマニア島のみ(固有種) |
| 食性 | 肉食・腐肉食(動物園では馬肉主体、鶏のヒナなど) |
| 活動 | 主に夜行性 |
| 保全状況 | EN(絶滅危惧種)- IUCNレッドリスト |
出典: IUCNレッドリスト(Sarcophilus harrisii)(参照日: 2026-06-26)
「デビル」の名前は不気味な鳴き声から
「デビル(悪魔)」という名前は、夜に響く不気味な鳴き声や、エサを奪い合うときの激しいうなり声、黒い体と赤い耳の見た目に由来すると言われています。実際にはおくびょうな性格で、おもに死んだ動物(腐肉)を食べる、自然界の「掃除屋」の役割を担っています。
強いあごの力で骨ごと食べる
タスマニアデビルは、体の大きさに対してかむ力がとても強く、獲物を骨ごと食べてしまいます。この強いあごは、腐肉を余すところなく食べるのに役立っています。動物園では、肉を食べるときの力強い姿を観察できます。
「顔面腫瘍病」で絶滅が心配されている
タスマニアデビルは、IUCNレッドリストでEN(絶滅危惧種)に分類されています。最大の脅威は「デビル顔面腫瘍性疾患(DFTD)」と呼ばれる、個体同士のかみ合いでうつる特殊ながんです。この病気によって野生の個体数が大きく減り、地域によっては9割以上が失われたとも報告されています。多摩動物公園の個体が参加する保護プログラムは、こうした危機からこの動物を守るための取り組みです。
多摩動物公園でタスマニアデビルを見るポイント
タスマニアデビルは主に夜行性のため、日中は寝ていることもあります。活発に動く姿を見たいときは、午前中の早い時間や、エサの時間帯をねらうのがおすすめです。展示はオーストラリア園にあり、ガラス越しに観察できます。給餌(きゅうじ)の時間や展示の最新情報は、来園前に多摩動物公園の公式サイトで確認しておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
日本でタスマニアデビルが見られる動物園はどこですか?
2026年6月時点、日本でタスマニアデビルを見られるのは東京の多摩動物公園だけです。2024年3月14日から公開されている新しい個体(メス2頭)に会えます。
タスマニアデビルはどんな時間帯に見るのがおすすめですか?
主に夜行性のため日中は寝ていることもあります。活発な姿を見たいときは午前中の早い時間や、エサの時間帯がおすすめです。給餌時間は公式サイトで確認できます。
なぜタスマニアデビルは絶滅が心配されているのですか?
「デビル顔面腫瘍性疾患(DFTD)」という、個体同士のかみ合いでうつる特殊ながんが大きな原因です。この病気で野生の個体数が激減し、IUCNレッドリストでEN(絶滅危惧種)に分類されています。
まとめ
タスマニアデビルに会えるのは多摩動物公園だけ(2026年6月時点)
- 日本でタスマニアデビルを見られるのは東京の多摩動物公園のみ
- 2024年3月14日からメス2頭の新個体を公開・国内飼育が再開
- 展示はオーストラリア園・主に夜行性なので午前中やエサの時間がねらい目
- 「顔面腫瘍病(DFTD)」で絶滅が心配され、IUCNでEN(絶滅危惧種)
日本で唯一タスマニアデビルに会える多摩動物公園では、2024年に来園した新しい個体が元気な姿を見せています。絶滅が心配される貴重な動物に、ぜひ会いに行ってみてくださいね。


